ギニアの「もったいない」
2008年03月11日 09:00
日本の昔からの習慣で、お茶碗のご飯つぶを一粒残さず食べるように、っていわれるよね。これは、ギニアでも同じことがいわれているんだ。
お米を地面に落とすと、お母さんから「オスマン、お米が泣いてるよ」っていわれるんだ。落とした人が拾うまで、お米は泣いてるんだって。
子どもごころに、「え~! ホントに???」って思ったよ。
でもその意味はわかるんだ。
そのお米ひと粒を作るまでに、お父さんやきょうだいのみんなが、田んぼを一生懸命耕して、種まいて、苦労して育てて、収穫したお米なんだから、一粒も無駄に出来ないよ、って意味。
子どもたちも、鳥がきてイネを食べてしまわないように番をしたり、脱穀するときは、みんなで足で踏んだりして、いろいろな手間ひま掛けて、家族みんなで作る。
だから、食べ物は大切にしなきゃいけない。ご飯がいつもあるって、当たり前のことじゃないんだよね。
水汲みも同じ。ギニアで水汲みは子どもの仕事だけれど、ものすごく水は重い。運んでくるのは大変。だから自然に、水を大事にする。
燃料も同じ。ガスは無いから、山に行って薪を取ってくるんだ。これも子どもの仕事。一人で山に行って取ってくる。山に入って行くと、動物も出てくるし、ヘビも出る。やっぱり危険。
そうして取ってきた薪だから、やっぱり大切にしなくちゃって思うんだ。
コメント
私がニューヨークに来て、1番に思ったのは、ご飯の量が多すぎて、みんなすぐに捨てていてもったいないのに、その反面ご飯も食べれない人たちも多くいるということです。自分がお金をだして、買ったものだから文句は言わせないスタンスらしく、びっくりしました。
世界がギニアや日本のようだったらいいですね。。
はじめまして。
そしてお誕生日おめでとうございます!
サンコンさんのブログを知った日がお誕生日だったのが嬉しくてメールしました。
サンコンさんが日本に来られてはじめてギニアという国を知りました。こんな素敵な外交官が日本に来てくださって、しかも日本を気に入ってくださって、国のお仕事を休んでまでいてくださる…私たちはラッキーですね!
これからもお体大切に、ギニアの素晴らしさをおしえてくださいませ。
本当に大事ですよね。
そういう事って。
ついつい忘れがちなので、
そういう話を聞くと、再度考え直します。
随分春らしくなってきましたね♪
初コメントです。サンコンさんがブログやってたの知りませんでした。すっごい良いことばかり書いていらっしゃいますね。感心と感動と発見です!!講演会もしてらっしゃるみたいで、ぜひ行ってみたいですけど、情報はどこにのるのでしょうか。過去のブログも読みましたが、ケニアの平均寿命は55才なんですか?ほんっとサンコンさんには長生きしてもらいたいです(涙&笑)
これからも良い話なし拝見させてください。
サンコンさん、はじめまして!オランダからですよ~。私はサンコンさんと同年齢なんですけれど、若い人に混じってオランダ語を勉強しています。昨日、ハゥアちゃんから初めて聞きました、サンコンさんが、ハゥアちゃんのおじさんということを!サンコンさんは、ハゥアちゃんご自慢の叔父さんです。もちろん私も、ずっと昔からサンコンさんの大ファン。ハゥアちゃんとは、オランダ語とフランス語でおしゃべりします。とってもかわいい!ハゥアちゃんも、この寒い国で、みんなに愛されて、頑張っていますよ!!サンコンさんも、ぜひ、このすばらしい「福祉の国」へ、遊びにいらしてくださいね。日本での素晴らしいご活躍に、頭が下がります。心より、ありがとうございます!!
サンコンさん。実は内のクラスにギニアから転校してきた女の子がいます。小学校5年生で今、総合でお米のことを調べているんですけど、アフリカでもよくお米料理を食べるんですよね。どんなお米を使うんですか? どんなお米料理をするのですか? よかったら教えて下さい。
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