いっぱいのメッセージありがとう!
3月11日はボクの59歳の誕生日でした。
みなさん、お祝いのメッセージをいっぱいありがとう。
今年の誕生日は、なんと演劇の師匠、浅香光代さんにもお祝いしてもらったんだ。
家族ぐるみで下町風パーティーに招待してもらった。
楽しかったし、おもしろかったね!
舞台の方も、浅香光三魂の名前で出演しているから見に来てね。
でもね、来年は赤いちゃんちゃんこを着る年になるんだよね。
「えっ! もうそんなになった?」って思うよ。不思議な感じだねー。
おじいさんの教え
お互いに謙虚であること。素直なこころを持つこと。
ボクはアフリカの大地から学んだんだ。大地のいろいろな話を、祖父母や父母から教わってきた。
ボクが子どもの頃、右足をケガしちゃったことは前に書いたよね。ケガの後遺症が残っちゃって、サッカーもできないし、もうイヤだなぁってコンプレックスに悩んでた。そんなときに、おじいさんから聞いた話を一つ紹介するね。
ギニアの「もったいない」
日本の昔からの習慣で、お茶碗のご飯つぶを一粒残さず食べるように、っていわれるよね。これは、ギニアでも同じことがいわれているんだ。
お米を地面に落とすと、お母さんから「オスマン、お米が泣いてるよ」っていわれるんだ。落とした人が拾うまで、お米は泣いてるんだって。
子どもごころに、「え~! ホントに???」って思ったよ。
日本語を覚えたときのこと
今から35年前の話。ボクがギニア共和国の一等書記官として日本に来たとき、5つのhandicapを感じていたんだ。だから、正直な話、1週間で帰りたいって思っていたんだ。
その、5つのhandicapというのは、
1 顔が黒い
2 足が悪い
3 日本は寒い
4 食べ物(生モノは食べれない)
5 言葉
ということ。
でも、外交官としてギニアを背負って来ているから、しっかりやらなきゃって思って頑張ったんだ。