「ボランティア」の考えかた
2007年12月12日 09:00
ギニアでは、「ボランティア」がごく普通に街の中にある。
たとえば、おばあちゃんが、重そうな荷物を持っていれば、お手伝いすることが当たり前。
「家まで荷物持ってあげますよ」って声をかける。
そのおばあちゃんのことをぜんぜん知らなくて、ただの通りがかりの出会いだったとしてもお手伝いするのがルールなんだ。「そういうものなんだ」ってみんなが思ってる。これは、地域の教えなんだ。
ギニアの街のあちこちでは、毎週土曜日と日曜日のお昼ご飯を食べた後、地域でお掃除をするために子ども達が決められた広場に集まるんだ。もちろん、保護者代わりに親や先生がついて注意してくれるんだけど、グループになって、道路とかをキレイにする。
そういう社会とか、地域の意識が小さいときからあるから、あたり前のことだと思ってるし。大きくなってもボランティアとかに抵抗がないみたい。
そういう活動をフランス語ではInvestissement humainって言うんだ。英語ではHuman Investment。残念なことに、このニュアンスが日本語ではうまく訳せないんだけど…。
結局、みんな一緒にどうやって生きるかってことなんだ。どういう立場で、どうやって生きるか。そのことを知ることはとても大切なことだよね。
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