実は、日本はギニアの恩人なんだ
2007年08月14日 09:00
少し前の日本とギニアの交流の話です。
1958年、フランスから独立したギニア共和国が国連に加盟しようとしたんだ。その時に日本は、ギニアの加盟を世界で初めて認めてくれた国。おかげで世界で82番目に国連加盟ができたんだ。だから、当時、日本の国連大使だった松平康東さんはギニアでは有名人なんだ。
あと、独立後のギニアの地図を作ってくれたのは日本人。
フランスが植民地支配していたときに、ギニアの地図は存在していたのだけれど、撤退するときに軍事上の理由で地図を壊してしまったんだ。それで、独立後に日本から測量士が来てくれて、ギニアの地図を作ってくれた。これは、NHKで放送された『プロジェクトX』でも特集されたから、知っている人も多いかも。
来年には、日本でTICAD(アフリカ開発会議:Tokyo International Conference on African Development)が開催される。アフリカの開発には、日本が大きな役割をしてくれている。ギニアの学校520校だって、日本のODAのおかげでできた。
でもね、日本人ってそれを自慢しないし、ハッキリ言わない。だからあんまり日本がやっていることがアフリカでは知られていない。1つ何かをすると10倍くらい(?)に誇張して主張するフランス人とは大違い。やっぱり国民性だよね。
「武士は食わねど高楊枝」って言うのも、日本人らしいね。言わなくても察することが美学、みたいな。武士道とか、他人に迷惑をかけたくないとか、責任感とかの表れなんだろうな。
余談だけど、最近、友達に「サムライアフリカ人」と呼ばれているんだ。ホントの話だよ。
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