男性介護者サロン「M」スタート
以前、このブログでも紹介させていただいた「男性介護者サロン『M』」がスタートした。
私たちは以前から「荒川区男性介護者の会」を行っていたが、夜間の会合では時間的に参加できない方、お酒が飲めないので場に馴染みづらい方などに参加を呼びかけたものだ。
会場は荒川区社会福祉協議会の一室。初回から人が集まるものかどうか不安に駆られたスタートだったが、広報の甲斐あってこれまでこうした場に出たことがない男性介護者を含む数名の新規参加者が出席してくれた。
荒川区社会福祉協議会の職員を含め全体では20名程度の参加者。具体的な内容は公開しない原則なのでここでは触れないが、1時間半という時間内では語りつくせない個々の深い実情もあり次回以降時間枠の拡大も検討している。
一人でも多くの参加者を求める理由の一つは、「男性介護者の会」を組織として確立させ、その存在と抱えている問題点を発信していくことにより、行政に対し法律・条例・制度の改善を促す力をつけていきたいということ。声無き弱者のまま放置され葬り去られてはいけない。そして最大の理由は介護者を孤立させないことだ。自分と同じように妻や母を介護している、あるいは介護してきた人間と接触し一般世間では話しづらい苦労や実情を分かち合えば一時的とはいえいわゆるガス抜きになると思う。実は元から継続的に参加しているメンバーにとってもガス抜きになっている。
たまたま翌日は荒川区社会福祉協議会主催による「第23回あらかわ福祉まつり・いきいきまつり」が開催日された。「荒川区男性介護者の会」でもブースを出したが、以前ブログで紹介した地元のケアマネジャーで組織された団体もブースをもち積極的に介護支援の相談にのっていた。多数の来場者を迎え盛況な様子に地元福祉団体のご尽力と福祉に関する意識の高まりが感じとれた。
さらにその翌日は、近隣4区による障害者レクリエーション大会が催された。日曜日だが6時半には起きて弟(知的障害者)の弁当をつくらなければならなかった……。
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