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荒川区男性介護者の会の「オヤジの介護」

男性介護者サロン「M」

 「荒川区男性介護者の会(通称オヤジの会)」では隔月(偶数月)に1回、夜6時くらいから会合を開いている。
 曜日は決めていないが、土曜日になる事が多い。働きながら介護している人のことを考えると集まりやすいからだ。また、夜に集まることで多少のアルコールも嗜みつつ、愚痴や本音も出やすくなってストレスの解消につながる。

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 しかし、介護者の中には既に一線を退いて年金生活をしている人もいるし、様々な事情から夜の会合には出られないとか、アルコールが飲めないので場に馴染みにくいという人もいる。
 そうした方々にも何とか参加していただき、情報交換やストレスの解消が出来る場を提供したいということで、地元の高齢者福祉課・社会福祉協議会の協力を得て、今年11月から隔月(奇数月)第2金曜日の午後に「茶話会」的な会合を始める事になった。
 ちなみに名称の「M」の意味は、とりあえず男性=Man,MenのM。他にも「無理しない」とか「面と向かって」など様々な解釈を込めている。
 場所は社会福祉協議会が提供してくれて、広報は区報やボランティア誌に掲載する。地域包括支援センターやケアマネジャーにも声をかけて、対象者を誘ってもらう。
 同じ荒川区内で活動している女性中心の介護者の会「銀の杖」では何年も前から同様の試みをしており、それなりに人が集まっている。

 現在、介護者における男性の比率は年々上昇しつつあり、家族介護者の4人に1人は男性というデータもある。また、今後も増え続けるであろうと予測されている。そして世代的な背景もあるとは思うが、男性特有の強がりや我慢が彼らの孤立をまねいている。
 こうした状況を打開し、不幸の連鎖を止めるためにも行政やボランティアの方々と連携し、様々な施策を講じていかなければならないと思う。

 この新しいサロンに参加可能な方、興味のある方がいれば、区の内外を問わずご連絡をいただきたい。

(K)


【けあサポ編集部より】 
 このブログのコメント欄、もしくはメール(kaigofukushi@caresapo.jp)でけあサポ編集部宛にご連絡いただければ、オヤジの会のご担当者に転送させていただきます。
(個人情報は慎重に取り扱います。また、個人情報が入ったコメントは公開いたしませんのでご了承ください)


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
荒川区男性介護者の会
(通称:オヤジの会)
妻や両親を介護している男性、介護をしていた男性を中心とした「男性介護者の会」の先駆け。東京都荒川区を中心に、住み慣れた地域で暮らす家族介護者の支援を展開している。定例会での介護の悩みや意見交換のほか、行政や地域の企業や商店、研究者、他の介護者の会などと連携をしながら、様々な情報発信を行っている。
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