電話対策
振り込め詐欺が横行する昨今だが、固定電話への無作為なセールスも後を絶たない。
我が家の場合、先物投資、保険、不動産、霊園、化粧品、工務店から畳屋まで、多い日には一日3本くらいかかってくる。以前、母がそんな電話をとろうとして転倒し捻挫して以来、対策としてナンバーディスプレイを導入し、電話機に登録してある番号の時だけ着信音が変わるように設定した。もちろん、番号非通知の電話は着信拒否にしている。そして、通常の着信音が鳴った時は電話に出る必要は無いからほうっておくようにと伝えた。
しかし、電話に出るまで1日に何回もしつこくかけてくる業者もあり、日中ゆっくりしていられないと言うので仕方なく再度の対策を講じた。今では登録した番号以外の電話は全て私の携帯に転送される。転送費用がかかってしまうがやむをえない。以降、週何本かその手の電話を携帯で受けている。振り込め詐欺のような電話は受けた事がないが、電話に出た瞬間に切られてしまう事がある。もしや、年寄りが出ることを期待してかけてきているのだろうか?
母には、いざという時の連絡用に携帯電話も持たせているが、これも当然いろいろと対策を施している。登録のある番号からの連絡以外着信しないし、こちらから掛ける事も出来ない。メールも同様だ。電話帳にも暗証番号を設定していて、私以外登録も削除も出来ない。年がら年中メールアドレスを変える甥っ子には手を焼いているが、この携帯電話ならどこに忘れてきてもさほど問題は無い。実際、通っているクリニックのトイレに何度か忘れているが、大したトラブルにはならなかった。
振り込め詐欺が再び増加傾向を示し、行政や各金融機関も注意喚起をしているが、こうした手法を広めるなど、無作為な電話セールスも対象に含めた抜本的な対策をとってはどうだろうか。
クリニックの待合室では、高齢者が携帯電話の待受画面にしている孫の写真をお互い自慢しあうご時世である。便利さの裏に潜むリスクに気をつけてほしい。
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