電話対策
振り込め詐欺が横行する昨今だが、固定電話への無作為なセールスも後を絶たない。
我が家の場合、先物投資、保険、不動産、霊園、化粧品、工務店から畳屋まで、多い日には一日3本くらいかかってくる。以前、母がそんな電話をとろうとして転倒し捻挫して以来、対策としてナンバーディスプレイを導入し、電話機に登録してある番号の時だけ着信音が変わるように設定した。もちろん、番号非通知の電話は着信拒否にしている。そして、通常の着信音が鳴った時は電話に出る必要は無いからほうっておくようにと伝えた。
チームをつくる 2
兄弟姉妹の次にチームを組むのは誰か?
世間では「遠くの親戚より近くの他人」と言われるが、ウチの場合は「近くの親戚」だ。
我が家の隣には伯父夫婦が住んでいる。伯母も要介護認定を受けていて、毎週水曜日には私の母と同じクリニックに通い、リハビリテーションと診察を受けている。同居している従兄弟は普通の勤め人で平日の日中は家にいないので、伯母がクリニックへ出かける際は、私が母と一緒に車で送迎している。この件に関しては従兄弟から大変感謝されており、事あるごとに私に気を遣ってくれる。そんなわけで、従兄弟とはお互いにそれぞれのチームの一員という関係が出来ている。結構恵まれた状況だ。
チームをつくる 1
7月6日(日)、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われた「オヤノコト.エキスポ2008」を訪れ、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)の太田差惠子さんのセミナーを拝聴した。セミナータイトルは「遠距離介護の知恵とコツ」。
1時間という限られた時間内に盛りだくさんの情報を入れてお話しされていたが、特に印象に残ったのは「チームをつくる」というお話。介護をするときに「チームをつくる」事は、介護者が同居の場合であれ、遠く離れて暮らしている場合であれ、大変重要な事だ。介護をたった一人で背負い込むのは望ましくない。所詮は生身の人間なのだから、いずれ無理が来る。
お話の中では、「まずは兄弟姉妹・配偶者を味方につける努力をする」という提案があった。そして、「それまでは仲の良かった兄弟が介護をきっかけに、お互いの価値観の違いから対立してしまう事もある」ともおっしゃられていた。まさに身につまされるお話だ。
アスリートの名言
北京オリンピックが近づいてきた。この時期になると思い出されるのが過去にアスリート達が残した名言だ。
やはり印象深いのは、1992年バルセロナオリンピックでメダルを期待されながら不運なアクシデントに見舞われ、8位に終わってしまった男子マラソンの谷口浩美選手。レース後に「こけちゃいましたから」とコメントし、お茶の間にさわやかな印象を与えた。
ただ、私の印象に残ったのはその後に彼が言った一言、「この次、もっとがんばります」だ。4年に一度のオリンピックで42.195kmのマラソンを走り終えたばかりだというのに、決して納得のいくレースではなかったはずなのに、なぜこんな言葉が出てくるのか。
歓迎タスポ
母は数十年来の喫煙者である。ヘビースモーカーではないが、禁煙した事もあまりない。狭心症や高血圧の症状があるので喫煙は好ましくないのだが、長年の習慣と母なりのストレスからやめられないようだ。
リビングや私の見ているところでは吸わないが、私が外出している間にトイレや風呂場などでこっそり吸っているらしい。あまり私に嘘をつくことのない母だが、この件だけは正直に話してくれない。
「火災の危険性もあるので、吸うのならリビングに灰皿を置くからそこで吸ってほしい」と私が言っても、母は、「煙草なんか吸っていない」の一点張りだ。