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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」

「炊飯器料理」 <先週の続き>

 先週書いた「炊飯器料理」の続きです。
 あまりに「料理上手」になったものですから、いろんなところで「自慢」しています。

 パオッコのオフィスでのひとこま(パオッコはシェアオフィスになっており、いくつかの団体がワンルームに同居しています)。
 たまたま50代の女性と話しているときに料理の話がでました。
 50代女性「こないだ読んだマーケティングの本に、1960年以降生まれは、料理ができない人が多いって書いてあったよ」
 わたしは1960年生まれ。確かに料理好きとはいえない。はじめてはまった料理が炊飯器…。で、最近ひそかに「わたしって主婦なのに、料理苦手だったんだー」と省みていたところだったのです。
 それだけに、彼女の言葉は納得というか救い。
 わたし「そっかー。料理ができないのは、わたしだけじゃなかったのね。わたしの年代以降の特色なんだ!」
 続いて、「炊飯器」の自慢話を繰り広げたのです。

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 実は、わたしが「炊飯器料理」と出会ったのは、昭和ひと桁生まれの母親のブログから。母もなにかで知って、試したようです。あまりに簡単そうだったので、わたしはすぐにマネ。

 50代の彼女にその話をすると、びっくりしていました。彼女の母親は80代だそうですが、「炊飯器料理」に手を出すとは思えないとのこと。
 そして80代(現在)の母親に育てられた彼女も、「炊飯器料理」には少々抵抗があるようす。

 もちろん、年代ですべてが決まることではありませんし、性格や個性によるところが大きいのでしょう。わたしの同い年の友人にも料理上手はいっぱいいます。が、すこしは傾向があるのかもしれません。
 わたしの料理を見ている娘は将来どういう食卓を彩るのか…。たしかに美味だけど炊飯器では「お袋の味」とは言えないかも(いや、これが彼女にとっちゃあお袋の味?)。
 とかなんとか思いつつも、わたしの腕は炊飯器に負けるのですから仕方ありません。煮物はまかせるとしましょう。

 オフィスでのわたしたちの話を小耳にはさんだという別の女性から、翌日メールが届きました。メールのやりとりをあまりしていない方なので、何かなと思って開けると、「大根のそぼろ煮のレシピをおしえて!」でした。
 わたしはニンマリ(*^^)v。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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