「求めない」
2007年11月08日 09:00
書店の目立つところにCDケースサイズの正方形の本が平積みされていました。
あっ、これだ!
テレビの情報番組で、すごく売れているといっていました。
『求めない』(加島祥造著 小学館)。
なんとなく心ひかれ、購入。
翌日、娘がちょっとした人間関係のことでブツクサ言っていました。
わたしは買ったばかりの本のことを思い出しました。
「ねえ、ねえ、いい本買ったから、読んでごらんよ」
えっ、なに…?怪訝そうな娘。
四角い本を見せました。
興味深そうに手にとる娘。
「求めない―
すると
心が静かになる」
「求めない―
すると
楽な呼吸になるよ」
2人ではまって、あちこち拾い読み。
「求めない―
すると
求めなくっても平気だ
と知る」
「求めない―
すると
失望しない」
なんだか気持が軽くなっていく不思議な響きです。
で、わたしは調子に乗りすぎました。
彼女がその後も愚痴るたびに、
「もとめなーい!」と連発。
すると、ひとこと言い返されました。
「おかあさん、なんにも求めないって、向上心がなさ過ぎだよ」
それもしかり…。
実は、時間がなくて拾い読みから進んでいないのです。
きっと、もっと深い意味があるのでしょう。
はやく、読もう。
けれでも、タイトルだけでもじゅうぶん心に響き、かばんに入れておきたくなるのはなぜでしょう。
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