わたしが介護の発信を続けている理由
先日、このブログを読んでくださっているモモさんからご質問をいただきました。
ありがとうございます。
ご質問の文章に「太田先生」とありました。
「先生」っていうのはやめてください。こそばゆくって(>_<)。
そうなのです。ときどき、「先生」と呼ばれて、「わたしのこと?」と左右をきょろきょろすることがあります。
誰もいない…。やっぱりわたしのこと?
つい先日は、ある雑誌の記事のゲラに「遠距離介護のベテラン」と書いてあり、「キャー」という感じでした。「やめてくださーい。絶対ダメー」と編集者に。その横で、大学生の娘がムフッと笑いつつも、「親の介護にベテランなんていないよね。何度も体験するものじゃないし」と、珍しくまともなことを言っていました。
わたしが遠距離介護の取材やパオッコをはじめた経緯はココ(読売新聞の記事)とかココ(すぎなみ学倶楽部の記事)に詳しく。
プライベートでは、離れたところに昭和ひとけた生まれの親が3人。
それなりに、いろいろあります。
皆さん、わたしが似た立場だから、心のなかの隅っこのほうにあることまでお話してくださるのでしょう。
皆さんの体験と自分自身のこととの間で悩んでしまったり罪悪感に落ち込んだり、逆に勇気づけられたりすることも。
ときにはジタバタ。(←「ベテラン」とはほど遠い姿です。)
でも、皆さんの声を聞いてしまった以上、埋もれさせちゃいけないなと。聞いてしまった者の責任です。
そういえば、先日は「パオッコの遠距離介護セミナーに200人もの方が参加してくださった!」と浮かれていると、「200人も集めてしまった責任は重いですよ~」と釘をさしてくださった方もいましたっけ。
「家族」に関しての取材やコメントは「仕事人」の顔に切り替えないと難しい面があるのは確かです。
白鳥の水かき的なところも……。(白鳥は図々しいか。アヒル!?)もしかして、どんな仕事をしている人にも共通することかな。
でも、当事者でありながら第三者的視点に立つというのは、より充実した取材につながることなのかもしれません。
ガンバリます(^^)/。
コメント
質問に答えていただき、ありがとうございます。
遠距離介護は本当に悩みがつきないですね。
私から見るとベテランに見えてしまう太田さんも、日々悩んでいらっしゃるのですね。
ますます親近感がわきました。
いつか、お会いできる日を楽しみにしています。
ありがとうございました。
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