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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」

お年寄りに大量のダイヤや真珠…(>_<)

 「6,000万円あった貯金を使い切った後もクレジット契約」
 またまた、認知症のお年寄りを相手に異常な取引をした業者の報道を見かけました。
 京都市内の70代の女性が多額の宝飾品を購入させられたとして、宝石店とクレジット会社に対して、損害賠償を求める訴えを起こしたというのです。大手の宝石店なだけに、ショック、というか、がっかりというか、悲しい。

 福島県では、高齢者にオレンジを1箱1万円で売りつけた男が逮捕されたそうです。映像では80代の男性が、「怖くて、代金を支払った」と言っているようすが映されていました。

 そういえば、北海道では「さおだけ」を2本3万円で売りつける訪問販売の被害が多発しているとか。

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 「返品はできないぞ」とか、「クーリングオフしようったって無駄だ」とか、脅されることもあるようです。
 わたしのような者でも、ドスのきいた声で怒鳴られると、恐怖におののくのです(でも、先週の自分のブログを読んで、ちょっと反省。もしかしたら、彼は業務に熱心だっただけなのかも。あれからは、似たような「ピンポン」が鳴ると、「その手のものは関心ありません」と言って、引き取ってもらうようにしています)。
 お年寄りだとなおさらでしょう。

 いろんな業者がお年寄りを「カモ」だと考えています。全体からすれば、ごく少数の業者なのだと思いますが、残念ながらその見極めは容易ではありません。
 ちょっと性質は違いますが、生協だって、偽牛肉コロッケをつかまされてしまうような今の時代なのですから。

 親と同居している人も、別居している人も、高齢の親世代には、「高価な買い物をするときには、ひとこと相談してね」と言っておくようにしたいものです。自身が騙されないように気をつけることも大切。
 しつこい訪問販売業者がやってきたら、「買いたい気持ちはやまやまだけど、息子が警察勤めなもので、訪問販売では買わないように厳しく言われているの」なんてウソをつくのも一案。
 ウソは気が引けるというなら「警察のほうに勤めている」では、どうでしょう^_^;。
 消火器を販売する悪徳業者が、「消防署のほうから来た」と表現するのを、パクらせてもらって。

 それでも、なにか起きた場合は、即、地元の消費生活センターに相談しましょう。脅されたなら警察にも通報を。


コメント


ひとり暮らしで今日は一度もお喋りをしていないと気付くことがあると言われます
そのような時に甘い言葉を掛けられるとその人の喜ぶ事をしてあげようと思うようです
間違い電話でも嬉しいと聞きました
必死になって騙す術を考えている人には負けますね
疑ってかかる人生も詰まらないのですが。


投稿者: ままねこ | 2007年07月10日 16:32

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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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