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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」

不愉快な訪問業者

 昨日、自宅で仕事をしていたところ、ピンポーンとチャイムが鳴りました。
 「ご近所に開業したレストランです。案内書をお渡ししたいので、玄関まで出てきていただけませんか」
 この手の訪問は、いっさい玄関には出ないと決めています。いつもと同じようにひとこと。
 「仕事中で手がはなせません」

 1時間後、またチャイムが鳴りました。
 「さきほどのレストランですが、ご案内を」
 あれっ、また来たの? しつこいな。仕事の電話中だったので、そのとおりに言いました。
 「いま、電話中です」

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 夕方になり、夕食の準備をしていたときです。トンカツをあげていました。
 またまた、ピンポーン。
 まさか…ね?
 しかし、予感は的中。
 「さきほどのレストランの者ですが・・・」
 なんてしつこいんでしょう。
 「揚げ物をしているので、手がはなせません」

 途端に、男の声がヒステリックになりました。
 「レストランの案内に関心はないんですか」
 なんで、こんなことを聞かれなきゃいけないんでしょう。つっけんどんに答えました。
 「はい、関心ないですけど」
 すると、男の声は低くドスのきいたものとなりました。
 「関心ないなら、そう言えよ。そう言えば、3度も来ないんだから」

 はあ~っ、わたしが悪いの?
 「手がはなせない」って言うのは、断りの常套手段でしょ。現に、こんなふうに断って3度も来たのはアンタだけだ。
 …と、言いたかったけれど、飲み込みました。相手の声に恐怖を感じたから。逆切れされて、なにかされたら大変です。

 そもそもレストランの案内って…。
 周辺は住宅街でレストランができそうな場所ではありません。それに、あの調子で接客業なんてありえない。
 玄関に出れば、なにかのセールスをされたのかもしれません。

 わたしだったから良かったけれど、これがお年寄りのひとり暮らしとかなら、もっと恐怖を感じたのではないでしょうか。
 悪徳訪問販売が横行する昨今。
 次回は、そんなときどうすればいいのか、考えてみたいと思います。

oota20070628.jpg
「番犬」にはならないカルメン


コメント


カルメンの写真、いつもとてもかわいいと思っていましたが、今回は特別! メロメロです♪


投稿者: メロン | 2007年06月28日 19:27

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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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