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ファイナンシャルプランナー太田差惠子の「お金のチカラ」 2007年05月

故郷の親のこと、気になります?

oota20070531.jpg うれしいことがありました!
 新刊が出ました。
 『故郷の親が老いたとき -46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)。

 高齢者の取材を始めて、13年になります。13年前は介護といえば同居が一般的でした。ところが、高齢少子化、核家族化の影響で、老親と離れて暮らす子世代が増えています。

 別居の親が年老いてきてケアや介護が必要になったらどうしたらいいのでしょう。



所得に関心をもとう!

 「ライフプランニング」の次に勉強したのは、「所得」に関してでした。
 もっとも基本となるところは、「収入」と「所得」。
 この2つの言葉を混同して使っている人って、けっこう多いと思います。

 収入 - 経費 = 所得

 つまり、収入>所得

 お商売をしている人はわかりやすいでしょう。収入とは売り上げ金。経費とは、仕入れなどにかかった収入を生むために要したお金。
 わたしはフリーランスで働いているので、確定申告の時期がくると、1年間で集めた領収書とにらめっこ。コレは、経費になるかしら……と。
 では、会社員の人は?



焼きたてパンの幸福

oota200705174.gif 今年になってから、続いていることがあります。それはパン焼き。
 今朝も、上手に焼けました。
 焼くのはホームベーカリーなので、それほど自慢できたものではありません。でも、昨年末に「買う!」と言うと、家族からは「どうせ、続かないから無駄」と言われてしまいました。

 就寝前に、強力粉、砂糖、塩、バター、スキムミルク、水をパンケースに放り込み、ドライイーストを専用容器に入れます。そして、タイマーセットをするだけ。

面倒といえば、粉類の計量でしょうか。確かに、面倒・・・、と思う日もあります。準備に3分くらいかかります。でも、焼けたては、ほんとうにおいしい!!!



カルメンの話

oota20070510.jpg 愛犬の名前は「カルメン」です。そういうと、たいてい「えっ!?」と聞き返されます。鼻の高い美人のダックスフンドとかならともかく、顔のつぶれたフレンチブルドッグ…。
 返答に困られるようで、一瞬間をおいて、微笑まれます(さて、この微笑はどういう意味でしょう)。

 わたしは20代だったころ、「スペイン」という国にはまった時期がありました。4度ほど行きました。当時、一緒にのめりこんでいた友人はプロのフラメンコダンサーとなり現在も活躍しています。
 そんな思い出もあって、つい付けてしまった名前。「思い出」というだけでなく、わたしの「ライフイベント表」には、今から4年後の欄に「スペイン行き」と書き込んであります。



ホスピスの値段

 先日、知人の親御さんがガンで余命いくばくと診断され緩和ケア病棟(ホスピス)に入院し、お亡くなりになりました。
 痛み・吐き気などのつらい症状を緩和することで、人間としての尊厳を保ちつつ、人生の貴重な日々を生きることができるように援助する病棟です。
 「チューブ」も「機械」もないなかでの、とても自然な死だったそうです。

 と、聞いてまず気にかかるのが、料金ではないでしょうか。
 緩和ケア病棟への入院も一般病棟と同様に、公的な医療保険が適用になります。1日あたりの入院費用は4万円弱。たとえば老人保健で1割負担なら4,000円ほど(70歳以上なら月額44,400円が支払い上限で、これ以上は払い戻されます)。



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プロフィール
太田差惠子
(おおた さえこ)
AFP(日本FP協会会員)、介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長。高齢化社会においての「暮らし」と「高齢者支援」の2つの視点からの新しい切り口で新聞・雑誌などでコラム執筆、講演活動等を行う。2007年6月に『故郷の親が老いたとき―46の遠距離介護ストーリー』(中央法規出版)を上梓。
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