私がお金に目覚めたワケ
はじめまして。太田差惠子です。
いろんな肩書きで活動しています。
このところもっとも多く使っているのが、「NPO法人パオッコ(離れて暮らす親のケアを考える会)理事長」。でも、「理事長」という響きが私には似合わないような気がしています(貫禄ありませんから(笑))。
ほかに、「介護・暮らしジャーナリスト」「住宅ライター」「フリーライター」などなど。
おもな仕事は書くことです。
さらに加えるなら、高校生と大学生の母親、主婦業もこなしています。
もうひとつプラスしたいのは、カルメンの存在。カルメンとは2歳のフレンチブルドッグです。かわいい奴で、私の癒しになっています。
よく子どもたちに聞かれます。
「もし、カルメンの寿命をおかあさんと同じくらいに延ばせる薬が開発されたら、いくらなら買う?」
私は、マジに考え込みました。100万円、200万円、いやもっと!…あっ、そんなに貯金なかった、と現実に引き戻されたのでした。
さて、3年前にAFPになるための勉強をしました。AFPとは、ちまたでファイナンシャル・プランナーと呼ばれる、お金の使い方をアドバイスしたりする、いわばお金のプロ。理由は、お金は大事だなあと思うことが多々あったから。
介護の取材を重ねるうち、「最後は、お金よね」と苦しそうにつぶやく人に幾度となく出会いました。もちろん、お金よりも大切なものもあるのでしょうが、やっぱりお金の有無が左右することも現実なのです。
私が「老後にはお金がかかる!」と最初に目覚めたのは、10年ほど前、はじめての著作『もうすぐあなたも遠距離介護』(北斗出版)の取材中でした。このまま老いたら、タイヘンだー!
本が書店に並ぶころには、自分のために、「入院1日1万5000円」の保険に加入していました。ところが、ほっと安心したのも束の間、2年後には保険料を払うのが苦しくなってきました。結局、解約。担当者の「解約すると損ですよ〜」という声は、いまだ苦い思い出です。
コレではイカン、と一念発起した結果、こうして今、AFPの肩書きで文章を書くに至っているというわけです。
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