ページの先頭です。

ホーム >> 家庭介護サポーターズ >> 落合敏の「介護は楽しみながら」
落合敏の「介護は楽しみながら」

春の訪れを告げるヨモギ

季節を感じるヨモギ摘み
 立春も過ぎ、3月3日のひな祭りも間近い。
 ひな祭りと言えば「草もち」「草だんご」はつきもの。自然は実に正直で、この時期になると、空地や土手、山すそなどにヨモギが生えてくる。わが家の庭にも池の周りに群生するので、よく摘んだものだ。
 ヨモギの若い葉は、全面に白い細い綿毛をつけ、白い粉をまぶしたような感じである。茎が立ってくると葉の表面は緑色になり、裏面だけに白さが残る。

続きを読む

意外なヨモギの栄養成分
 ヨモギは低エネルギーで、野菜には珍しいくらいたん白質が多く、日本人に不足しがちなカルシウム・カリウムが多い。ビタミンでは、抗酸化成分でもあるA・C・Eが豊富で、さらに食物繊維も多いことが特徴。ダイエットにも健康づくりにも、欠かせない食材の一つなのだ。
 ひな祭りだけでなく、わが家では、庭のヨモギを摘み、草だんごや草もちはもちろん、てんぷら、油いためなどにして食べる習慣がある。
 ここで一番よく食べる草だんごのレシピを紹介しよう。

草もちのレシピ
(1)ヨモギの葉先だけを摘み取る。鍋にたっぷり湯をわかし、柔らかくゆで(重そうを水の0.3%くらい用いる)、水にさらしてアクをぬく。それを絞って細かくきざみ、すり鉢ですりつぶす。
(2)ボールに粉(上新粉)を入れ、粉の重量の90%の熱湯をそそぎ、手早くかき混ぜてからこね合わせる。
(3)これを一口大の団子にし、うすく伸ばし、中央をくぼませる。そしてぬれ布巾を敷いた蒸器に並べ、15分くらい蒸す。
(4)とり出し、すりこぎでついて、粘りを出す。そこにヨモギを入れよく混ぜ、緑色の手ざわりのよいもちになるまでこね上げる。
(5)もち皮1個分に、あんは25~30g程度入れて形を整えればできあがり。


※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
落合敏
(おちあい とし)
栄養学博士。千葉大学講師、茨城キリスト教大学教授などを経て、現在NHP OCHIAI Office代表。「おもいッきりテレビ」をはじめメディアに出演多数。2000年~2004年の4年間、実母を介護した経験をもとに、介護者の視点に立ったお年寄りの食事に関する書籍や介護日誌をまとめたものを上梓。
栄養学博士 落合敏の栄養学研究所 http://www.nhp-ochiai.jp/
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books