花粉症と食事
花粉症の正体
この季節になると、花粉で鼻汁がひどくなる人が増えてくる。こういう人を一般に、「アレルギー体質」と言っている。
アレルギー症状の原因は、体の「免疫反応」にある。
免疫反応とは、体に侵入する病原菌や異物に対抗しようとする体の自衛反応で、本来は、体に害のない反応なのだが、なんらかの原因で強すぎる反応を起こすと、さまざまな症状が出てきやすい。
眼にも鮮やか、五色がゆ
食欲がないときは、ご飯やパンなどのパサパサしたものよりも、水分が多くスルリと喉を通る、おかゆやめん類のほうが食べやすい。
なかでもおかゆは、その日の気象状況や本人の体調に合わせて、さまざまにバリエーションがつけられるので、食欲をそそることができる。
味や見た目に変化をつけたり、栄養を強化した五色がゆはわが家の定番。
サージのセーラー服
私の成長期、子ども服・学生服などの上等品は、サージでつくられているものであった。
サージは羊などの毛をつむいだ糸を用いた綾織の毛織物で、色は紺・黒が主、そのほかねずみ、白、しもふり、柄ものもあった。
とても暖かく、長持ちするので、実用的生地として愛用されていた。
語源はラテン語の絹を意味するとのこと。イギリスで一般男女の衣服として用いられるようになったのが19世紀初頭で、それ以前は室内装飾に使われていた。
日本には明治10年頃輸入され、「セルジス」と呼ばれ、主に洋服用に使われていた。その後、平織の国産品が生まれ、「セル」と呼んで和服用に用いられるようになった。
母はこの「サージ」をこよなく愛用していた。
春の訪れを告げるヨモギ
季節を感じるヨモギ摘み
立春も過ぎ、3月3日のひな祭りも間近い。
ひな祭りと言えば「草もち」「草だんご」はつきもの。自然は実に正直で、この時期になると、空地や土手、山すそなどにヨモギが生えてくる。わが家の庭にも池の周りに群生するので、よく摘んだものだ。
ヨモギの若い葉は、全面に白い細い綿毛をつけ、白い粉をまぶしたような感じである。茎が立ってくると葉の表面は緑色になり、裏面だけに白さが残る。