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落合敏の「介護は楽しみながら」 2009年01月

風邪・流感はなぜ起こる?

 風邪は「万病のもと」といわれている。
 風邪のウイルスが鼻や口から入り、のどの粘膜を突破しようとすると、のどに痛みを感じる。
 体内ではウイルスや細菌を食べてしまうマクロファージ(白血球の一種)が同じ仲間の好中球などとともに、ウイルスを“捕食”し殺菌をする。
 ところが免疫力が衰えているとその力が逆転し、ウイルスや細菌が強くなって、のどの痛みはますます強くなり、ゾクゾクッと寒気を感じ始める。
 さらに、のどなどの粘膜の炎症がひどくなり、痛み、発熱、咳が最もひどい状態になる。
 一般には、やがて熱が下がり、のどの痛みもなくなるが、気管の炎症がひどい場合は痰などがいつまでも残る場合もある。
 これが流感や風邪の特徴ともいえる。



「仕事と介護の両立は難しい?」

 うーん、この質問をよく受けるが、介護そのものより、この質問に答えるほうがはるかに難しいと思う。
 なぜかと言うと、介護はケースバイケースで、介護を受ける側、する側のかたちは多種多様だから…。



おしゃれのヒミツ

 先日、自転車で買い物に行った帰り、ころんで左ひざ下と、左ひじに大けがをした。骨折はしなかったものの、整形外科で手当てを受けた。
 その時、医師や看護師はズボンの内側のジッパーをひざまで開き、処置を行った。カーディガンの下に着ていたシャツの袖口にもスリットがあったため、「手当てが楽で、手早く処置できてよかった」と言われた。
 そして、私の服装を見直し、「本当に機能的な服だネェー。まるでころぶことを予測していたみたい…」とみんなで大笑いした。



落合家の新年の思い出

 わが家の新年は、大みそかから元旦にかけての行事に思い出が多い。
 家のすす払いをし、家を清め、門松(父が存命中は父の手製)をたて、しめ飾りをし、おせち料理を準備する。
 ここまではごく一般的で、私の子どもの頃から少しも変わっていない行事であるが、新年の迎え方は、毎年異なる。何故かというと、元旦だけは家族の行動が自由だからである。ただし、元旦朝は全員そろって、敷地内にある氏神様(春日様と呼んでいる)にお参りし、乾杯とおせち料理でひとときを過ごすことが慣例であった。



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プロフィール
落合敏
(おちあい とし)
栄養学博士。千葉大学講師、茨城キリスト教大学教授などを経て、現在NHP OCHIAI Office代表。「おもいッきりテレビ」をはじめメディアに出演多数。2000年~2004年の4年間、実母を介護した経験をもとに、介護者の視点に立ったお年寄りの食事に関する書籍や介護日誌をまとめたものを上梓。
栄養学博士 落合敏の栄養学研究所 http://www.nhp-ochiai.jp/
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