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落合敏の「介護は楽しみながら」 2008年11月

風邪予防の代表的食品

 風邪予防の食品としてまずあげられるのは、レバー、カキ(貝)、ネギ、ニラ、ニンニク、レモン、ユズなど。
 レバーはたん白質の供給源だけでなく、各種ビタミン、とりわけビタミンAが豊富。ビタミンAは、細菌に対する抵抗性が強いので、風邪に感染しにくくなる。
 また、レバーの多い鉄やビタミンB12は、貧血に欠くことのできない成分がある。
 寒さに弱いことが、風邪ひきの要因のひとつでもあるので、造血成分(鉄、ビタミンB2、B12など)の多いレバーは有効な成分といえる。カキもレバーと同様である。



風邪予防の食事

 冬の季節病といえば、なんと言っても風邪。
 風邪の最良の予防法は、過労をさけ、睡眠を十分とり、栄養不足にならないようにすることが重要である。
 風邪予防になる栄養価の高い食物は、エネルギー、脂肪、たん白質の多い食品やミネラル、ビタミン他の豊富な食品を熱調理した、例えば「おでん」「すきやき」「水たき」「けんちん汁」など。風邪のひき始めの時はこれらの鍋もの・汁ものなどを食べて、からだをあたため、早めに就寝すれば、翌朝ケロッとしてしまうことも少なくない。



ことわざと栄養学の意外な関係 その2

 「朝茶は七里帰っても飲め」ということわざをご存知だろうか。
 朝、お茶を飲んでいないことに気づいたら、たとえ七里の道のりを戻ってでも、お茶を飲みに帰ったほうがよいという意味。
 朝、お茶を飲むということは、どれほど大切かを語っている。
 お茶に関することわざ・言い伝えは昔から多くあり、例えば「朝茶は福が増す」「鬼も十八番茶も出端(でばな)」など。とくに朝は神仏にも供える習慣もあり、神仏への供え物に値するほどの価値を認めて、朝茶を飲むとその日の災いから逃れられると信じていた。



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プロフィール
落合敏
(おちあい とし)
栄養学博士。千葉大学講師、茨城キリスト教大学教授などを経て、現在NHP OCHIAI Office代表。「おもいッきりテレビ」をはじめメディアに出演多数。2000年~2004年の4年間、実母を介護した経験をもとに、介護者の視点に立ったお年寄りの食事に関する書籍や介護日誌をまとめたものを上梓。
栄養学博士 落合敏の栄養学研究所 http://www.nhp-ochiai.jp/
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