脱メタボレシピ「お茶しゃぶ」
メタボリックにご用心
肥満、とくに内臓で脂肪がたまり、腹囲(ヘソの高さで測る)が男性85cm以上、女性90cm以上あって、以下のうち、いずれか2つ以上が当てはまった状態をメタボリックシンドロームという。
(1)血液中の中性脂肪が高く(150mg/dl以上)、善玉コレステロールが低い(40mg/dl未満)。
(2)血圧が高め(最高血圧130mmHg以上、最低血圧85 mmHg以上)。
(3)血糖値が高め(空腹時血糖値110mg/dl以上)。
この状態が長く続くと、動脈硬化を悪化させて、脳卒中や心筋梗塞などの発生率が高まるとされ、40~60歳までの人は特定健診が義務づけられている。その結果、メタボリックシンドロームと診断されると、特定保健指導を受けることになる。
食べ合わせには理由がある
高齢者の骨折は寝たきりの原因になることが少なくない。
骨をつくる主な成分であるカルシウムは一般成人の体内に約1kgあり、そのうちの99%は骨や歯をつくり、そこに蓄えられている(貯蔵カルシウム)。残りの1%は血液中にあり、神経や筋肉のコントロール、血液の凝固、ホルモンの分泌などに大きな役割を果たしている。
しかし、日本人のカルシウム平均摂取量は過去20年間、一度も1日600mgの所要量を満たしたことがない。特に女性は、出産や閉経によって骨粗鬆症になりやすいので、若いうちから不足のないよう、また、運動によってカルシウムの貯蔵庫である骨を太く・硬くしておくという予防が大切である。
のどごしさわやかデザート
「食欲がない」といって、食事らしい食事をしていないとき、飲み物にひと工夫してみよう。
少量で手軽に高栄養なドリンクを作れるし、脱水症も予防しやすい。
毎日、基本的に摂りたいのは、牛乳および乳製品。
乳製品は、カルシウムをはじめ、ミネラル、ビタミンの宝庫。特に牛乳は毎日コップ1杯は飲んでほしい。
しかし、高齢者は牛乳を好まない人も多いし、また、体質的に飲めない人もいる。
こんな場合にオススメしたいのが、「ミルクセーキ」や「ヨーグルトドリンク」である。
今回はそのお手軽な作り方を紹介しよう。
夏野菜はサビないからだをつくる!
夏の代表的野菜といえば、だれもがすぐに思い浮かぶのが、トマト、キュウリ、ナス。店頭にはハウスものが1年中出回っているが、旬はやっぱり夏。いずれの野菜も夏にその力を発揮する。そしておいしい。
紫外線の最も強い夏は、有害な活性酸素が体にどんどん増え、過酸化脂質という脂肪のサビをつくり、これが万病のもととなる。
有害な活性酸素を除去する働き(抗酸化力)のあるのが、鮮やかな色素の濃い夏野菜に多い。