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野田明宏の「俺流オトコの介護」

エアマット交換

 母が使用しているエアマットを替えた。時系列で写真を貼ると、以下のようになる。

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 母が胃ろう造設をして以降はベッドでの生活となり、褥瘡が恐いのでエアマットを使用するようになった。この10月31日までの3年3ヶ月、ADVANを利用してきた。とても良いモノだった。一度だけ空気が抜けて、点滅している黄色が赤色に変わったこともあったが、確実に注意信号を発してくれたので直ぐに交換してもらった。
 では、なぜCRADEに切り替えたか?
 まず、オムツとか尿取りパッドを購入している会社と全てを同じにしたかった。今までは、エアマットとオムツ等を買い入れる会社は別だった。普段、頻繁に顔を合わすのはオムツを運んでくれる女性。月に最低2度は我が家に来る。そうこうしているうちに情も湧く。デジタル時代と言われるけれど、人間関係はアナログだ。
 次に、母の背中の表皮剥離以降、ときどきその部位の赤みが増す。褥瘡の前兆でもある。なので、自動体位変換できるモノとしてCRADEにグレードアップした。
 なのだが? ウーム?
 確かに自動で体位変換はできる。角度も8度 15度 20度と3段階を選択でき、30分モードのボタンを押しておけば、右向き 上向き 左向きを順次30分おきに繰り返してくれる優れもの。新しい製品を届けてくれたとのことで、モーター音が小さいのも嬉しい。
 ただ、体位変換するためにエアマットが膨らむ。それも片側の真ん中の背に当たる部分だけが。つまり、左に顔を向けたいとすれば、エアマット右側背部が膨らんでくるわけだ。
 写真には撮った。が、見た目とかなり異なるように見えるのでここに貼り付けるのは控えた。もし、その膨らみ方を見たい方は、検索かけて見て欲しい。私はヒットしなかったけれど。
 つまり、膨らみ方がかなり歪にも見えるのだ。だから、自動体位変換は使用していない。オレの腰の負担げ激減するはずだったのに。
 そうそう。腰の負担については、以前のADVANの方が軽かった。フラットの状態のとき、CRADEは母が寝ると腰から臀部の辺りがADVANより沈むのだ。これは、パッド交換時キツイ!
 とはいえ、これはオレ個人のCRADEに対するイメージであることにすぎないことだけはここに付け加えておく。読者方々には、自分の目と感触とで判断していただければと思う。
 たぶん、そう遠くない日、最初のADVANに替えようと考えている。
 最後に写真を一枚。元気な若者二人。お約束なので、エアマット搬入時の写真を貼り付けてエアマット交換騒動記を終える。

201011234.png

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コメント


親分、御無沙汰してます。
エアマット使用中、沈むところには、ダンボールをお尻の下とか、時にはマット下とか、突っ込んで、オムツ交換などしてました。
いろんな大きさの箱をたたんで用意して
おきました。結構楽かも。
おかあさま、お大事に。


投稿者: ygracia | 2010年11月25日 17:53

CRADEは女性には不向きかも…
父の場合はとっても重宝しています。
男性の場合は尿パッドの交換は前面だけで済むので無問題です。
我が家では褥瘡の問題も無く過ごさせて頂いていますよ。
私の腰にも優しいですしね。
ただ、横向きの時の尿もれ対策が必要です。
どんなに新しく機能が優れていても、使い勝手は使い手によって千差万別ですよね。


投稿者: こぶた | 2010年11月27日 04:47

ygracia & こぶた さま

どうもどうもです。
お二人から揃ってコメントいただくとは ありがとうございます。
この件、結局、アドバンに戻しました。いつか記そうと考えてますが、和ちゃんに異変が起き、脚の拘縮著しく、股が内側へ向きはじめ、パッド交換も汗 汗 です。
ここまでやって、介護はやりつくした感がありましたが、奥が深い。
これ以上深いと、ヤバイです。
これら一連については、
今日と12月3日でアップです。
レビーのおしゃべり会 楽しそうですね。
東京 時々出てますので、いつか寄ろうかな?\(^O^)/


投稿者: 野田明宏 | 2010年11月30日 12:32

楽しく納品させて頂きました。ありがとうございました(^O^)/
宿題、、、。連絡出来てなくm(__)mすみません。
年内には報告させて頂きたいと思っていますので、もう少しお時間下さい。


投稿者: Keiko | 2010年12月11日 11:32

Keikoさま

どうも どうもです。
福祉機器展示会など、ご多忙とのこと。
携帯、08 に 次回は!

21日 これも、
たぶん面白いことになると思います。
ひとつ ヨロシクお願いします。


投稿者: 野田明宏 | 2010年12月13日 17:04

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
野田明宏
(のだ あきひろ)
フリーライター。1956年生まれ。約50カ国をバックパックを背負って旅する。その後、グアテマラを中心に中央アメリカに約2年間滞在。内戦下のエルサルバドルでは、政府軍のパトロールにも同行取材等etc。2002年、母親の介護をきっかけに、老人介護を中心に執筆活動を開始。2010年現在、83歳になる母と二人暮らしで在宅介護を続ける。主な著書は『アルツハイマーの母をよろしく』『アルツハイマー在宅介護最前線』(以上、ミネルヴァ書房)など多数。『月刊ケアマネジメント』(環境新聞社)にて、「僕らはみんな生きている」連載中。
http://www.noda-akihiro.net/
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