自宅のバリアフリー化
自宅で介護を行うために、一番悩んでしまうのが“自宅のバリアフリー化”でした。
私の場合、母の介護を行うためには、自宅の居間やトイレ、風呂場に手すりをつける必要がありました。でも、改修するにはそれなりにお金がかかるのです。
介護保険制度には、在宅サービスの中に「住宅改修費の支給」という補助金制度があります。要支援・要介護の認定を受けた人(家族)がリフォームする場合、住宅改修費として20万円を限度に支給されます。申請は一度だけですが、要介護状態が3段階重くなった時や転居した時は再度、申請できます。
仮に住宅改修費が20万円かかったとすれば1割(=2万円)は自己負担となります。適用になるバリアフリー工事は、手すりの取り付け、段差解消、すべり防止のための床材の変更、引き戸等への変更、洋式便器などへの取り替えです。
母は家に居ると、まず寝起きからトラブルが起こりました。自宅ではベッドではなくふとんを使っていたので、寝起きが不自由になりました。健康な状態であれば、仰向けでそのまま起き上がるところ、体を少しずつうつ伏せにして、腕の力を使って上半身を起こす。一度、座ってから壁やたんすにつかまり立ちをしなければ、起き上がることができなくなったのです。
私の自宅は賃貸マンションなので、釘や画鋲を壁に打ち込むことができません。
そこで、ケアマネジャーと相談して、ふとんの脇にてすりを設置できるように機器をレンタルしました。1か月のレンタル料は3千円、その1割が自己負担なので300円を払いました。カタログにはほかに、玄関や居間用の手すりもあり、改修費用が捻出できない場合や賃貸住宅に住んでいる場合は、とても便利なシステムだと思いました。
なるべくお金をかけなくても介護ができる方法を考えています。
コメント
住宅改修のDIYのおすすめ。
以前に祖母の自宅を住宅改修費を使い、段差解消をしました。内容は、既存のフローリング(14畳程)の上に新しいフローリングを張り、敷居との段差をなくしました。
私が、区役所の介護保険課へ行き、書類を頂いてきました。提出書類の図面などをネットで内容を確認しながら、書き上げ、担当ケアマネに理由書を書いて頂き、申請。 手先の器用な伯父が作業をしました。約4.5万円で出来、完成後の写真と共に書類を提出→完了。
役所の担当者は、こんなに安く?(勿論、人件費0)って。 ケアマネも見させてほしいと。
やる気になれば、いまや巨大ホームセンターに行けば何でも揃う時代。
20万全額使うとかなりのことが出来ると実感。
皆さんやってみては如何!?
書き込みありがとうございます。
巨大ホームセンターは品そろえが豊富なので、
見ているだけでも楽しいですね。
賃貸住宅は家主の了解を得なければならないのと、分譲マンションは売却する時に、マイナスの査定になる場合もあるそうなので、注意したいですね。
いずれにしても、介護の情報は「知らないと損をする」、ということが本当に多いので、お役立ち情報は参考になりました。
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