“BB”な女性を救ってほしい
「BB」と聞いて連想する言葉は何ですか?
女優のブリジット・バルドー、韓国のコスメBBクリーム、80年代に人気を博した漫才師B&B・・・。
さて正解は「貧乏ばあさん」の略でした。
NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」代表、評論家の樋口恵子さんらが、「高齢女性の貧困化」を国会などに問題提起する際、貧困に直面する高齢女性たちのことをそう呼び、「貧乏ばあさん防止計画」を「BBB計画」と訴えています。
この話を聞いた時に、「うちの母親のことを言っているのではないか!」と、思ったものです。
2050年前後には、女性の65歳は4人に1人、このうち半数は被用者年金ないことが予想されるそうです。
うちの母も父が年金に加入しているから、自分は加入しなくてもいいやと勝手に思い込んだおかげで、父がいなくなった今は「遺族厚生年金」しかもらっていません。
足りない分は子どもたち(私ら)がなんとか捻出しているから生活が成り立っているものの、子どもがいない人、または子どもの援助が受けられない女性も多いと聞きます。
そういう人たちは、年金も不十分、子どもがいるから生活保護は受けられない、でもこの経済不況で子どもからも十分な援助が受けられず、生活苦にあえいでいるのだそうです。
最近は貧困の問題がクローズアップされていますが、若者に焦点がいきがちで、被用者年金が十分でない低所得の高齢女性についてはあまり取り上げられません。
今話題の「子ども手当」を何に使うかアンケートなどを見てみると、もらった人たちのほとんどは「貯蓄に回す」と答えているそうです。経済効果の観点から見ると、「子手当」もいいのですが、「貧乏ばあさん手当」のほうが、すぐに地域の商店などに還元されると思うのですが・・・。
ちょうど「敬老の日」シルバーウィークでもあることですし、子どもたちの(私の?)金銭的負担を少なくするためにも、「BBB計画」について考えてみませんか。
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