介護と腰痛の深い関係
自宅で介護を行う家族の悩みに「自分自身の健康不安」があると思います。
7月28日のブログで、ストレス解消に暴飲暴食を繰り返すうちに太ってしまったと書きましたが、もうひとつ悩んでいるのが、なかなか消えない「腰痛」です。
昨年、引っ越しをしました。家具を動かした時に軽度の「ぎっくり腰」に見舞われてから、どうも調子が良くないのです。
介護者に限らず、介護の現場でも「腰痛」にかかる人が多く職業病の一つになっています。私も、母親を車いすに乗せる際、後ろから両脇を抱えた時に、背中に激痛が走ったことがありました。しばらく動けなくなってしまい、母親が病院の診察室で診てもらっている間、こちらも待合室の長いすに、腹ばいになってしまったほどでした。休日診療の日だったので、ほかの患者さんには迷惑かけずに済みましたが、とんだ災難でした。
ところが、整形外科の先生いわく、手術するほどでもないので、湿布を患部に貼り、コルセットで締めればだいじょうぶと言われ、「椎間板がすり減っていて、今のうちに腹筋と背筋を鍛えないと中年になってから大変なことになる」と、厳しい忠告を受けました。
その時はまだのんきに過ごしていましたが、7月にあるメディアで、「足腰の骨や筋肉が弱って、将来介護が必要になる運動器の障害を抱えている人は、50歳代以上で8割を超える」という東京大学の調査結果を知り、震え上がってしまいました。
調査によりますと、介護が必要になる運動器の障害は、関節の軟骨がすり減って痛む「変形性ひざ関節症」、腰の骨同士がぶつかる「変形性腰椎(ようつい)症」、骨粗しょう症が代表的だそうです。いずれも加齢とともに訪れる筋力の低下、カルシウム不足が原因といわれています。
スクワットや片足立ちが予防に効果があるとも書かれていたように、“筋トレ”こそ、安上がりの腰痛防止法、ということで、私もさっそく腹筋、背筋、スクワットを各20回、2セット以上を始めました。
こうして書く(宣言する)ことで、“三日坊主”にならないようにしたいところですが・・・。
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