甘くってもいい?
「愛のことば」の回で登場してくれた何故か私のことを気に入ってくれているおばあちゃん。
いつも笑顔で迎えてくれてるのに…どうしたんですか!?(゚ロ゚;)
この世の終わりみたいな顔をしているじゃありませんか。
心配になってたずねると
おば「最近太ってきちゃってね…」
えっ…おばあちゃん、いまさら!?
あ、いや、何故こう思ったかというとですね、おばあちゃんの普段の食生活をみているからです。
お肉中心の食事に加え甘いものが大好きで買い物は必ずチョコレートを大量に頼まれ次の日にはそれが空っぽになっている。。。チョコに飽きたらパンだのまんじゅうだの自由に食べているおばあちゃん。
てっきり気にしていないのかと思ってたよ!
おば「検査してもらったんだけどね特に悪いところはないのよ。」
うん、多分食べる量を減らせばいいんじゃないかな。( ̄ー ̄;
クニ「少しお菓子を減らしてみましょうか。野菜を食べるようにするのもいいんじゃないでしょうか」
おば「そうね…私がんばってみる!」
良かったおばあちゃん。私も野菜中心の料理を作るからね!
そして次の訪問の日。
おばあちゃん、またしても暗い顔をしています。
というかフラフラしてちゃんと歩けていないのです。
クニ「おばあちゃん、どうしたんですか!?」
おば「炭水化物ぬきダイエット…してるのよ…」
話を聞くと読書好きのおばあちゃんは雑誌で炭水化物ぬきダイエットを見つけてこれだと思って始めたらしいのです。
クニ「そんないきなり極端に炭水化物を抜かなくても…」
おば「うん、お米を一切食べてないんだけどね。やっぱりパンやお菓子だと元気が出ないのかしら…」
ん…?(*゚▽゚) パンやお菓子!?
よく見ると部屋にはあんドーナツの袋やスナック菓子の空き箱が!
おばあちゃん、炭水化物=米のみだと思ってる〜!?
しかもよく聞くとお肉やお魚は食べているようで、フラフラするほどのダイエットではなさそうです。
どうやらダイエットを始めた!大変だ!という気持ちだけで元気がなくなってしまっている様子。
クニ「おばあちゃん…。お菓子やパンを減らしていきましょう!(前回も言ったけど)」
おば「そうね、私努力してみるわ!」
果たしてちゃんと理解してくれただろうか。
ドキドキしながら次の訪問日。
おば「おはよう!今日はいいお天気ねえ」
おばあちゃん元気になってる!いよいよダイエットが成功したのか?
おば「私ね、訪問看護の看護婦さんに聞いたの。そしたらやっぱり極端に炭水化物を抜くのは良くないって。それでご飯食べ始めたらフラフラしなくなってきたのよ!」
クニ「そうですか、良かったですね!」
と言いながら私は見逃さなかった。
おばあちゃんのベッドの枕元にまたあんドーナツやまんじゅうやチョコレートの袋が置いてあることに…。
でもいいんです。
大変な戦争のなか疎開しながら生き延びて戦後も働いて働いて暮らしてきたおばあちゃん。
もう自分を甘やかしていいんだよね。
それにしてもお菓子を減らそうっていう私のアドバイスが全く耳に入っていなかったのはすごい技だと思いました。(そこは譲れなかったんだね。。。)
ドクターストップがかからない限りこれからも自由に食を満喫して欲しいです。
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