優しすぎて…困るの
とても優しいおばあちゃんがいます。前に「不思議と伝わる時」で書いた、この仕事は大変だから辛い事があっても右から左に流すんだよ…と言ってくれたおばあちゃん。
今日も名言が聞けるかなあ。わくわくしながら向かいました。
クニ「こんにちはー!……あれ?」
いつもほがらかに迎えてくれるおばあちゃんが何やら真剣な顔でこちらを見ています。
どうしたのかたずねると
おば「あんたに相談があるのよ」
えっ?相談?!私なんかでいいのかしら…。
でもおばあちゃんに信頼されてるのかもアタシ(´ε`*)と少しイイ気持ちになる。
おば「実はね、ここに来てる若い男の子の事なんだけど」
クニ「ああ!彼は優しいヘルパーでよくやってくれるでしょう?」
おば「それがね、優し過ぎて困ってるのよ!」
優し過ぎて困る!?
何しろおばあちゃん。結婚して60年以上、
旦那さんに家事は一切させない。
旦那さんの言うことに歯向かわない。
朝帰りしたって責め立てたりしない。
と、男性を立てまくってきた生粋の九州女!
おば「男の人が台所に立ったり、料理したり…やらせてる自分が我慢できないんだよ〜!」
!!!(; ̄Д ̄)
おばあちゃんってもしかして女神!?
スゴ過ぎだよその男性を大切にする発想!!
私なんて、どうやって家事をやらせるかっていうオット操縦法を考える事で頭がいっぱいなのに…私がおばあちゃんの旦那になりたい。
いやいや、そうじゃなかった。男性ヘルパーを受け入れてもらえるよう説得しなければ!
クニ「彼はこの仕事を選んで働いてるんですよ。おばあちゃんの希望を言ってもらえる方がずっと嬉しいと思います。だからたくさん働かせてやってください!」
おば「だからね、私」
∑(゚□゚;)き、聞いてない
おば「辞めるように説得しといたから!」
きゃ〜っ!!( ̄▽ ̄;)
おばあちゃんっ。退職すすめてる〜!お願いだから彼に仕事させてあげて…
おば「この仕事は本当に大変な仕事なんだ。若い男の子には厳し過ぎるよ。無理しないで上の人に辞めるよう伝えなさいって言ったの」
おばあちゃん…この仕事の大変さをすごく分かってくれるんだよなあ (>_<、)
こんなところでまた名言が出るとは。私でも説得されそう。
結局おばあちゃんはずっと彼の事を心配していました。
でも!
私はおばあちゃんなら彼の良さをちゃんと発見して、いつか受け入れてくれるような気がするんだけどなあ。
家事が下手くそな私にだっていつも優しく接してくれるんだもの。
九州女の心意気がキラリと垣間見えた瞬間でした。
コメント
いい話だなあ・・・・。
ケアハラスメント問題を研究している青森県のせんせから、過酷なヘルパー業務について教わっていました。
でも、私は訪問看護師でした。
訪問系の仕事って楽は出来ないけれど、苦労も含めて面白いですよね。
今は子育てと介護でバイト生活だけど、そのうちまんが訪問系ナースになりたい!
目標はゆっきーです^^
かみつれ様
看護師さんなんですね!
訪問系の仕事をされている皆さんは大変ながらも誇りを持ってされてる方が多いです。
まんが訪問系ナースいいですね!楽しみです。
※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。