年輪VSハイテク
毎日ムシムシしますねー。
私も暑さにやられて少しボーッとしながら訪問先のおばあちゃんの家に入…
モクモクモクモク…
部屋に黒い煙が充満してる〜!!
クニ「きゃーっ!おばあちゃん大丈夫!?どうしたのこの煙!」
おば「まあーっごめん!みそ汁作ろうと思って〜」
底の方にドロドロした液体と原型をとどめていない謎の固形物が…。
どうやらおばあちゃん、みそ汁を火にかけたのを忘れて焦がしてしまったよう。
あ、あっぶねえ〜!!(゚д゚;)目がさめたワ…。
そんなことがあり、一人暮らしのおばあちゃんの身を案じ事務所で話し合った結果…電磁調理器を導入することになりました!
ガス台をいきなりなくすのではなく卓上の電磁調理器を購入し徐々にそちらへ移行してもらおうという作戦です。
しかし長年ガス台で料理をしてきたおばあちゃん。
おば「はあーっ。こんなきれいなもの使えんよー。火はどこから出るのぉ?」
そりゃそうだろう。私だってAKB48のメンバーをいきなり覚えろって言われたって無理だもんねえ。
突然こんな平らで火すら出ない台で料理しろって言われたって…。
それでも火事になったら大変だから…!
おばあちゃんに電磁調理器の良さをアピールしなくてはっ。
クニ「このスイッチをまず押して、ほらあったかくなるんですよ!」
おば「まーっ!ほんとうだ。すっごいねえ〜」
クニ「これで卵焼き作ってみましょう!」
おば「うん〜いいねえ」
よしっ!\( ̄▽ ̄*)/これは好感触じゃない?
次訪問したら自分で何か作ってくれてたりして。。。
そして次の訪問日。
クニ「こんにち…わーっ!」
煙こそなかったけど…またガス台にドロドロになった黒いものが〜!
ふと見ると部屋の片隅で忘れ去られている電磁調理器…。
おば「ごーめん!魚たいてたんだけど。わーすれちゃって〜」
ダメだったか〜。そうだよね、そうだよね…。いきなりそんなうまくいく訳ないもの。
でも諦めない!また今回も電磁調理器で一緒に料理をして分かりやすいように電源・火加減・切る、とシールを貼ってみたり…。
そんなことを何日かくり返すうち、ついに今日!!
おばあちゃんが自ら
電磁調理器のボタンを押してくれたのです!!
おば「がんばらんとねー」
クニ「えらい!おばあちゃんっ」
わくわくする私。((o(゚▽゚○)(○゚▽゚)o))
おば「最近ちょっと自信がついてきたのよ。えーっと、これが火加減!」
自信満々に操作をするおばあちゃん。すごい、すごいよ………ん!?
おばあちゃん? いま押してるの…
ボタンじゃなくてディスプレイだよ〜!!
ディスプレイを火加減ボタンだと信じ一生懸命押し続けるおばあちゃん。
ゔゔっ。かわいすぎるう〜!!(´ε`*)
おば「ごーめん!これ熱くならないねえ」
ハッ。いかんいかん。萌えてる場合じゃなかった。
クニ「ここが火加減のボタンですよー」
説明しながら頭をよぎった。
『このかわいいおばあちゃんに無理矢理新しいものを押し付けるのはどうなんだろうか。でも火事なんて絶対おこして欲しくないし…』
おばあちゃんに自然体で暮らして欲しいという思いと安全に暮らして欲しいという願いのはざまでちょっと複雑な気持ちになる。。。
でもこれからも少しずつ楽しく、一緒に料理をしてください。おばあちゃん。
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