第19回 怒り―介護者によくある「こころ」の症状
2012年01月11日 09:10
けあサポをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。2012年も明るく、健やかに過ごしましょう。
それでは、今回も、介護する方の気持ちをやわらげる均整ケアを紹介します。
最近、周りから「怒りっぽくなった」と言われたり、自分でもそう思ったりすることはありませんか。
ちょっとしたことが気にさわり、腹が立って仕方がない。いきどおる気持ちはますます修まらず、つい怒鳴りつけたりして周りに当たってしまうという具合です。
そんな怒りん坊さんには、胸椎9番の均整体操がおすすめです。怒りっぽい自分を責めたりせず、からだの反応をいかして気分を立て直していきましょう。
★怒りをやわらげる均整体操
怒りがある人は、五臓六腑のひとつ、「肝」が痛んでいるとみなします。近頃、ぐっすり眠れない、夜中に何度も起こされるといったことはないですか。そんな状態が続くと、肝臓がしっかり安まらず、疲れが溜まってしまいます。お肌も荒れやすくなります。
その場でできる方法としては、肝臓がある部分を温めたり伸ばしたりするのがおすすめです。
肝臓は右胸の下あたりにあります。その部分を手や温湿布などを当てて温めてあげましょう。また、右腕をあげるストレッチで、肝臓がある側を大きく伸ばしてあげましょう。
★肝臓を温める
★右腕をあげるストレッチ
次回は、こころのケアとして、「不安感」をやわらげる均整体操を紹介します。
※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。