第18回 イライラ感―介護者によくある「こころ」の症状
2011年12月28日 09:10
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
今回から介護する方の気持ちをやわらげる均整ケアを紹介します。
介護生活が長くなると、腹が立ったり気分が沈んだりすることもあると思います。周りを気遣い、自分の気持ちを押し込めようとしても、そう簡単には治まらないものです。
そのようなときは、気分転換に軽くからだを動かしてみましょう。今回は「イライラ感」をやわらげる体操を紹介します。
イライラを感じるときは気が焦って落ち着かず、気持ちが上昇していますが、その半面、「自分は人の役に立っていない」と感じたり、人に会うのがおっくうになったりと、いわゆる「プチ鬱」な状態でもあります。加えて、食べ過ぎたり甘いものに走ったりする傾向もみられます。
このような方には、均整の「胸椎11番体操」をすることをおすすめします。
★イライラ感をやわらげる均整体操
イライラするときは、漢方でいう「五臓六腑」の五臓のひとつ、「脾(ひ)」が痛んでいるとみなし、足を使うとよいともいいます。
普段から外に出て1時間ほどウォーキングできるとよいですが、それが難しい方は、買い物に行く時などにバスや自転車を使ったり、エレベーターに乗ったりするのをやめて、なるべく歩くようにしてみてはいかがでしょうか。
また、その場で手軽にできる方法としては、両脚を開くストレッチ、いわゆる「股割り」をおすすめします。これは1セットにつき、5回ほどやってみましょう。
★股割りストレッチ
さて、今年の連載は今回が最後です。年明け初めは1月11日(水)、引き続き、こころのケアとして、「不安感」をやわらげる均整体操を紹介します。
それでは皆さん、よいお年を。来年も健やかに過ごしましょうね!
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