第16回 咳―介護を助ける、かんたん均整ケア(被介護者向け)
2011年11月24日 09:00
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
今回は、やっかいな咳をしずめる均整ケアを紹介します。
気温が下がり空気が乾燥すると、咳が出やすくなりますね。とくにこの時季は、風邪のほかに肺炎や気管支炎にも気をつけたいものです。
介護される方の咳が止まらず続くようなら、足首の内くるぶしに触れてみてください。おそらく固くなっているはずです。この部分をやわらげてあげると、のどの痛みがおさまり、咳をしずめることができます。
★咳をしずめる均整ケア
この場合、固くなった両足首を温めるのもよいでしょう。足首のほかに、左右の鎖骨の間、首のうしろ、右の肩甲骨を温めるのも、咳止めのポイントです。両手を使うか、ほどよく熱したタオルやカイロなどをあてて、ゆっくりとほぐしてあげましょう。
★鎖骨の間を温める
★首のうしろを温める
★右の肩甲骨を温める
★足首を温める
ちなみに、咳をして痰(たん)が出るようでしたら注意が必要です。また、夜になると咳が出る、熱や呼吸困難を伴うといった場合も、かかりつけの医師に相談しましょう。
次回は、飲み下しが難しくなる、「嚥下障害(えんげしょうがい)」のための均整ケアを紹介します。
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