第15回 痔―介護を助ける、かんたん均整ケア(被介護者向け)
2011年11月09日 15:10
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
今回は、痔のトラブルをやわらげる均整ケアを紹介します。
排便時に強くいきむなどして、肛門あたりがうっ血したり切れたりしてなる痔の症状。便秘や冷え、同じ姿勢で座り続けるなどすると、なりやすくなると言われています。
実は痔には肝臓のはたらきが影響しています。介護される方にその症状がみられたら、まずは肝臓を温めてあげましょう。
★痔をやわらげる均整ケア
肝臓をゆっくりと温めたら、すじ状に固くなっている「左そけい部」(=左の腰骨とももの付け根あたり)をほぐしていきます。もんだりさすったりするのではなく、両手でその場所をおさえるだけで結構です。
さらに手軽にできる痔のケアに、ツボの指圧があります。両耳の先端を頭のてっぺんで結んだところにある「百会」というツボは、昔から痔によいことで知られています。ここを、両手の親指でやさしく触れてあげましょう。
★百会のツボを指圧する
次回は、咳をしずめる均整ケアを紹介します。
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