第5回 ひざの痛み―介護者によくある「からだ」の症状
2011年06月08日 10:30
けあサポをご覧の皆さん、こんにちは。
今回は、ひざの痛みを和らげる体操を紹介します。
家庭介護をしていて、いつの間にかひざを痛めてしまう方がいます。運動性の筋肉疲労(つまり体の動かしすぎ)によるものと考えられます。しゃがみ込んだり中腰になったりする動作や、直接、床にひざをつく体勢をとることが多いため、ひざの内側や外側に負担がかかっています。
このような方は、腰のあたりがねじれていて、どちらかの片足に重心が偏っています。
まずは、腰のねじれをとるために、前回紹介した「腰椎3番」の均整体操をしてみましょう。「立ったままできる均整体操」も行ってみてください。
★腰のねじれを解消する体操
また、一言で「ひざの痛み」といっても、感じ方は人によってさまざまです。
ひざが痛むパターンを3つに分けて、それぞれに適した体操を紹介します。
★階段を上る時に痛みを感じる
このような方は、ひざの内側が固くなっています。足首をたたく体操をしましょう。
★階段を下りる時に痛みを感じる
このような方は、正座するのも辛いでしょう。ひざの裏のコリを刺激しましょう。
★ひざをつくときに痛みを感じる
このような方は、ひざのまわりの筋肉が固くなっていて、ひざの皿(膝蓋骨)が動きにくくなっています。この部分をほぐすことで、ひざの曲げ伸ばしがしやすくなります。
ひざに痛みを感じる人は、まずは腰まわりの調整を行うことが大事です。腰のねじれを解消してから痛み方のパターンに当てはまる体操をして、ひざの調整を行ってください。
次回は、首や肩、腕、背中にわたって感じる痛みやしびれ(いわゆる頸肩腕症候群)を解消する体操を紹介します。
★1日1回にとどめる ★起床時か就寝前が効果的 ★空腹時、満腹時は避ける |
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