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とんちンカン~福祉・介護・看護・医療の発想デザイン

優柔不断

「優柔不断」は人から嫌われる
他人からだけでなく自分からも
「あいつは優柔不断なやつだ」
「わたしは優柔不断なやつだ」

でも 「優柔不断」はすてきだ
優はすぐれていて人にやさしく
柔は発想がやわらかでしなやか
不断とは嫌なことでも断らない

漢字は感じ方と発想で変化する
いや 「常識」からの脱却かな
自己嫌悪から自己称賛に大変心

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◎私は「優柔不断」である。いろいろと考えたり気配りするからだ。変数が多いと複雑難解な偏微分方程式?を解くかのようになる。
 中学時代、友人から「あなたは貧乏性ね」と言われたことがあるが、母子家庭であり生活保護家庭の「真性貧乏生活」だったからそうだろう。
 でも「優柔不断」はすてきな言葉。大学1年生の「福祉文化論」でマイナス言葉からプラス言葉に変化させる「言葉のデザイン」を教えているが、多くの女子学生があげるマイナス言葉が「優柔不断」であり自己嫌悪を抱いている。

◎もし、あなたが「優柔不断」で悩んでいたら、今日の言葉が小さな味方になりますように。


コメント


私も優柔不断です。。。例えば、友人と遊んでいてどこへ行くか迷ったとき、私の口からは必ず「どこでもいいよ。」という言葉が出てきます。でも、どこでもいいよ、というわりには、友人の提案に反対することもしばしば。。。
本当は自分の心の中では答えは出ているのかもしれません。でも、なぜそれを言えないのだろう??う~ん。。。
私のこのややこしい性格に付き合ってくれている友人に感謝です(●^o^●)ノ
今回のブログを拝見して少しプラスに「優柔不断」を考えることができました。


投稿者: カラフルあおむし☆ | 2009年02月09日 14:27

言葉は、時代によって、使う場所や言葉の意味が変るものである。「優柔不断」も昔の貶義からだんだんほめる意味に変るようだ。昔の戦場では、「優柔不断」なら、戦機が失われるだろうが、現代の福祉社会では、「優」「柔」「不断」が、不可欠なものになると思う。


投稿者: 中国大連大学 王 国忠 | 2009年02月11日 10:14

漢字は組み合わせによって、自由自在な発想が展開し、字悠字財? 字遊慈財? 日比野式の楽しさをご教授いただき感謝です。
「優柔不断」なんとなくニヒルな感じを受けるようで、ある意味では「大人感覚」の「グレイゾーン」のイメージを抱きます。
王 国忠氏のご指摘に「合点」です。優柔を微調整の意にすることによって、進化している福祉をもっと身近に感じるのかもしれませんね。


投稿者: ほかにわ | 2009年02月12日 10:34

私も優柔不断なところがあります。
優柔と不断を分けると大きく意味が変わることに驚きでした。そして何かほっとしました。
私の好きなマラソンランナーに有森裕子さんがいます。アトランタオリンピックで銅メダルをとった後、「自分で自分をほめたい」と言って感動を呼びました。
私にとってこの言葉はたいへん衝撃的でした。
自分をほめるなんて考えもしなかったからです。
「ふだんから優柔な人間」にはなれないでしょうが、自分が後悔しない人生を送ることが出来れば、「自分で自分をほめたい」人間になれるでしょうか。


投稿者: iwa | 2009年02月12日 23:08

優柔不断な人は優しいと思います。
私は自己主張が強くて自己嫌悪になる時があります。グレーゾーンが苦手なのです。
やわらかくなれたらと思っています。


投稿者: 西川 | 2009年02月15日 12:49

お誕生日おめでとうございますヾ(^▽^)ノ
私も優柔不断で、選択肢のどれもに魅力を感じ、決定できません(/_・、)優柔不断をマイナスに捉えずデザインしてプラス言葉へ変えられるよう日々努力です。


投稿者: SY | 2009年02月15日 23:53

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
日比野正己
(ひびの まさみ)
長崎純心大学大学院教授&現代福祉学科教授。福祉のまちづくり+バリア・フリー・デザイン=福祉デザインを提唱する日本初の博士(社会福祉学)。独自のHM(叡智・笑む)法によってバリアをフリーにデザインするプロの技を建築・福祉などの分野で楽しく深く教授すること30年以上。著作多数。
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