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とんちンカン~福祉・介護・看護・医療の発想デザイン 2009年02月

その人らしい

「その人らしい」とは?
「その人らしい」人生
「その人らしい」介護

「その人らしい」とは?
「その人」はまるごと
「らしい」はある推量

「らしい」は時代遅れ?
男女共同参画社会では
「女らしい」は死語か

同じ「らしい」なのに
どこが違うのだろうか?
いや「違うらしい」か



右脳左脳

人は多忙になるほど
「心忘れ」となって
右往左往してしまい
トンチンカンになる

右脳は感性・芸術的
左脳は記憶・論理的
右脳左脳の協働なら
とんちンカンになる

「右往左往」よりも
「右脳左脳」すれば
心も生き生きとなり
人生が楽しくなるよ



優柔不断

「優柔不断」は人から嫌われる
他人からだけでなく自分からも
「あいつは優柔不断なやつだ」
「わたしは優柔不断なやつだ」

でも 「優柔不断」はすてきだ
優はすぐれていて人にやさしく
柔は発想がやわらかでしなやか
不断とは嫌なことでも断らない

漢字は感じ方と発想で変化する
いや 「常識」からの脱却かな
自己嫌悪から自己称賛に大変心



お葬式デザイナー

葬儀がデザインされる時代へ
「人生最後」が大事だからだ
「終わりよければすべてよし」

歌「千の風になって」の心か
映画「おくりびと」の風景か
「お葬式デザイナー」の時代

「お墓」がバリア・フリー?
自由に移動可能な「お墓」が
葬式儀礼の「常識」を変える

高齢社会が必要とするものが
発想とデザインで誕生する!



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プロフィール
日比野正己
(ひびの まさみ)
長崎純心大学大学院教授&現代福祉学科教授。福祉のまちづくり+バリア・フリー・デザイン=福祉デザインを提唱する日本初の博士(社会福祉学)。独自のHM(叡智・笑む)法によってバリアをフリーにデザインするプロの技を建築・福祉などの分野で楽しく深く教授すること30年以上。著作多数。
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