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とんちンカン~福祉・介護・看護・医療の発想デザイン

福祉文化

「福祉文化」という学問がある
初めて聞く言葉かもしれない

「福祉」は人が幸福になること
人は幸福になるために誕生する
「文化」は人間の産物のすべて
衣食住 技術 学問 芸術…

「福祉文化」をイメージすると
人がだれでも幸福になることが
人間の産物のなかの最高のもの
「福祉」+「文化」=「福祉文化」

数字だと2+3=5のままだが
言葉と言葉の合成だと変化する
「言葉」って不思議な産物かな

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◎私は建築学科を卒業し、大学院も建築系だったので「建築文化」「都市文化」などは馴染みがあった。しかし、1996年に東洋大学大学院福祉社会システム専攻教授として招聘されたおかげで「日本福祉文化学会」(一番ヶ瀬康子会長)とご縁ができた。1998年から勤務する長崎純心大学大学院人間文化研究科の開設以来、一番ヶ瀬先生とご一緒に福祉文化研究分野を担当してきたが、すでに福祉文化学の博士(学術・福祉)が多数、活躍している。

◎10月18日、19日に京都市で開催された第19回の日本福祉文化学会全国大会のテーマは「温・故・知・新〜ふるきものとあたらしきもののハーモニー〜」であり、晴天にも恵まれ、楽しく意義深い大会となった。1970年度から2年間、私は大学院修士課程を京都大学で過ごしたので、在りし日の“青春”も温故知新することができた。
 記念となる20回大会は東京で開催される。これからの私の大事な仕事は「福祉文化学」の体系化とデザインである。
 日本福祉文化学会は福祉と文化を語り創造していける人間味あふれるすてきな学会(楽会)だ。興味ある人は入会されるといいだろう。ホームページ参照。


コメント


「福祉文化」に対する理解は、その難しさが文化であろう。だが、「飲食文化」によって「福祉文化」を理解すれば、近い道になる。「飲食文化」と言うと、日本料理の種類、食べ方、そして各時代の特徴及びその流れであろう。簡単に言えば、日本人誰でもお好きなお寿司やお刺身などの作り方、販売の形、また発展し進化してきた過程などが連想できる。そう言えるなら、広範囲では、「福祉文化」も福祉をめぐったすべての社会現象となるであろう。


投稿者: 中国大連大学 王 国忠 | 2008年11月04日 15:39

人間の持つ文明は様々なものを生み出し、発展させてきましたが、文化というものは形にあらずして形に似せ、人間の果てしない希望と喜びを創りだしてきたと思います。福祉というものも人が人に対する優しさを伝える手立てであり、大きな文化でしょう。これからも福祉という文化が少しづつ、そして大きく育つよう願っています。「福祉」+「文化」=「福祉文化」、万歳!!


投稿者: Mi | 2008年11月04日 22:16

今まで福祉施設経営者として、利用者満足度向上の為関わってきました実践活動を、福祉の文化化とか文化の福祉化という視点で、現場を見てみますと、制度論で押し切って多くの施設関係者は、柔軟な考え方や措置費制度などで硬直化していた動きに、文化の切り口で迫ることによって、潜んでいる問題点の「見える化現象」が自立支援法の是非を巡って、思わぬ知恵を出す機会が到来したと気づく人も多々あるでしょう。この学問はこれから「進化して行く分野」になろうかと考えられますので、関係者の奮闘を期待したいものです。


投稿者: ほかにわ | 2008年11月06日 09:38

福祉文化という言葉は初めて聞きましたが。
トッツキにくい印象でした。
しかし、講師紹介の福祉のまちづくり+バリアフリーデザイン=福祉デザインに惹かれました。

そして「福祉」が人を幸福にする事と定義されている事にも。

私は「福祉」と言う言葉にハンディ等がある人に対する言葉だと思っていました。(一種のカルチャーショックでした)

なにはともあれ、ハンディを持つ私が街に出る事で、街がバリアフリーかつ福祉の街に変わる一助になればとずっと思っています。


投稿者: 川口 勝 | 2008年11月06日 12:43

人間が創り出した文化のなかで、やっとたどり着く事ができた文化が「福祉文化」なのでしょうね。 初めは、衣・食・住を満たす文化が進み、そして学問・技術の文化が進み、生活が豊かになった今、次には「福祉文化」を発展させていかなくてはなりません。
みんなが幸福は生活を送れるように、人と人が助け合って生きていく世の中が出来るといいですね。
「福祉」が特別なものではなく、「文化」として当たり前のことになり、「福祉文化」という言葉が定着して使われる日が来るといいですね。


投稿者: KEN | 2008年11月07日 00:14

1981年は「完全参加と平等」を掲げた国際障害者年でした。その時以来たいへん福祉のまちづくりがすすんできたと思います。しかしながら、障害者が日本の社会で対応に、同じ立場で楽しんだり感動したりしながら生活するにはまだまだ制約が多すぎると思います。
それを解決するために、福祉文化をすすめなければならないと思います。多くの障害者が願う割引利用者でなく、納税者として対等に生活できる日をめざして。


投稿者: iwa | 2008年11月07日 22:51

「福祉文化」
最初この言葉を聞いた時、あまり意味が分かりませんでしたが、先生の授業を受講していくうちに、福祉文化の意味が少しずつ理解を深めていけてるような気がします。


投稿者: SY | 2008年11月09日 02:06

福祉+文化
こんな考えはこの学校に入ったからこそ知れたことだと思うから嬉しいです


投稿者: 福祉生 | 2008年11月09日 23:40

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
日比野正己
(ひびの まさみ)
長崎純心大学大学院教授&現代福祉学科教授。福祉のまちづくり+バリア・フリー・デザイン=福祉デザインを提唱する日本初の博士(社会福祉学)。独自のHM(叡智・笑む)法によってバリアをフリーにデザインするプロの技を建築・福祉などの分野で楽しく深く教授すること30年以上。著作多数。
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