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とんちンカン~福祉・介護・看護・医療の発想デザイン

空き巣老人

「空き巣老人」という言葉からは
普通は空き巣を狙う老人が浮かぶ
その侘びしき心境はいかばかりか

いや まったくの思い違いだった
「空き巣老人」の中国語の意味は
「一人暮らし老人」のことをいう

家庭というぬくもりの“巣”から
子どもが飛び去り 伴侶もいない
「空き巣」で生きていく老いの姿

人間は一人でも生きていけるけど
もうひとつの心の“空き巣”こそ
人は寂しいし ましてや老いては

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◎中国の留学生の博士論文のテーマは「中国における高齢者福祉政策」であり、その留学生からはじめて「空き巣老人」という言葉を聞いたことを思い出す。同じ漢字文化とはいっても大違いだ。「巣」といえば、北京オリンピックとパラリンピックのメイン会場が巣のデザインだった。

◎「空き巣老人」ならば、心の“空き巣”を満たすために“盗み”たくなるかもしれない。それはどんなものだろうか? 人間であるかぎり「人」は「人」との「間」で生きていきたいからか。


コメント


日本語と中国語の意味はまったく異なるものなのですね。驚きでした(;☉ฺд☉ฺ)エエッ!
心が人の温もりで満たされるということが、どんなに幸せなことなのかということは、実習中に考えさせられたもののひとつです。


投稿者: SY | 2008年10月27日 22:18

一人暮らし老人のことを中国語では、巣から子どもが飛び去るという意味で空き巣老人というんですね!!
私は、社協の実習で地域住民(ボランティア)が主体となって行われている「一人暮らし高齢者の集い」に参加しました。集いでは、参加者である一人暮らしの高齢者同士で食事をしながら話しをしたり、歌をうたったり、舞踊を見たりなどして参加者の方々が楽しまれている表情をみることができました。これからは、一人暮らしの高齢者を、地域で温かく支えていくことが必要であるということを感じました。


投稿者: しょうこ | 2008年10月28日 18:52

「一人暮らし老人」が客観的に高齢者の家庭状況を述べるに対して、「空き巣老人」は、主観的に描写された言葉であろう。子供が成長してから巣を離れて残された寂しい親の姿を表したいのである。中国人はなぜ、客観的に言わず主観的な言葉を使ったのかと言えば、たぶん巣を出るような現実の発展を阻止しようとするのであろうか。


投稿者: 中国大連大学 王 国忠 | 2008年10月28日 20:46

一人暮らしは寂しいけれど、大勢の中での一人、家族の中での一人ぽっちは、さらに寂しいらしいです。出来るだけ人に接したいですね。


投稿者: 西川 | 2008年10月29日 11:16

一人暮らし老人のことを中国では空き巣老人というのですね。ちょっと淋しい気持ちになります。親から子供が飛び立って行くということはどんなにすばらしいことでしょう。
立派に子供を育て上げたほこり高き人ではないでしょうか。そんな人たちとの心温まるふれあいの場が多くなればいいなあ~と思います。


投稿者: Mi | 2008年10月29日 20:34

「一人暮らしの高齢者」
この問題は、我が家にも身近に迫った問題です。
一人暮らしの老人が幸せに生きてほしいと願う人も多い反面、振込み詐欺やリフォーム詐欺など、高齢者などをターゲットにするような悪質な事件が多発しています。
皆が他人を思いやる、そんな暮らしやすい社会にしたいですね。


投稿者: iwa | 2008年10月30日 00:04

私が月に2回程度2時間程度お伺いする92才と90才の二人きりのお家があります。1ヶ月ぐらい前おじさんが倒れられ、ペースメーカーを心臓に入れて、入院しました。おばさんは一人が心寂しく、自分を見失ってしまうほどの生活になり、普段出入りしている家内も娘達も私の孫までが心配しました。将におばさんだけの生活は「空っぽになった巣」のようで、淋しかっただろうなと思っていました。元気になって我が家におじさんが帰ってきて、元の笑顔が出てきたので、ホット安心、古巣って良いのでしょうね。もしかしたらその二人の「フル(全部の意)巣」が素敵(巣的)な今後の生活の場になると信じたいのです。一見マイナス言葉の老人の「巣」でしたが、素敵に生きる「巣」になればプラスの言葉で乾杯したいものです。何故2時間程度なのか、それはおじさんのビールが適量のペースなのです。因みに私は焼酎を2合お湯割りでお互いに乾杯なのです。


投稿者: ほかにわ | 2008年10月30日 14:19

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プロフィール
日比野正己
(ひびの まさみ)
長崎純心大学大学院教授&現代福祉学科教授。福祉のまちづくり+バリア・フリー・デザイン=福祉デザインを提唱する日本初の博士(社会福祉学)。独自のHM(叡智・笑む)法によってバリアをフリーにデザインするプロの技を建築・福祉などの分野で楽しく深く教授すること30年以上。著作多数。
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