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とんちンカン~福祉・介護・看護・医療の発想デザイン

まごころ運動会

爽やかな秋はスポーツの季節
「まごころ運動会」があるが
「まごころ」を競うのかしら

「まごころ」とは「孫子老」の意味
ある特別養護老人ホームで開かれる
三世代交流のステキで楽しい運動会

「真心」とは「誠の心」であり
「偽りのない真実の心」である
「赤心」ともいう赤ちゃんの心

人は初めに赤ちゃんとして生まれ
子ども・若者・青年・壮年になり
最後は「老人」として一生を放つ

「三つ子の魂 百まで」というが
赤ちゃんの純真無垢の心のままに
一生を生きていけたらどうだろう

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◎「まごころ」が「孫子老」を意味するなんておもしろい。四世代となれば「ひ孫・孫・子・老」となるので「ひまごころ」となり、「ひまごころ運動会」になる? 「ひま」という時間持ちの「老人」と、働き盛りで「ひま」のない「子」(お父さん・お母さん)などがいっしょに楽しむ運動会が浮かぶ。
 今日は「アンハッピーマンディ」(9月15日のブログ参照)のため「体育の日」だ。日本各地で、どんな「運動会」が開催されるのだろうか?
 なお、「まごころ運動会」を開催しているのは熊本市にある特別養護老人ホーム天寿園である。福祉デザインと福祉文化のモデル施設であり、『老人ホーム進化論』(日比野・佐々木著、阪急コミュニケーションズ)でも紹介してある。ホームページは次のとおり。
http://www.fuku-juryo.jp/


コメント


大人になっても、赤ちゃんのようなけがれのない美しい心を持てる人になりたいと思います。


投稿者: SY | 2008年10月14日 11:36

「まごころ」という言葉を、「孫、子、老」と展開されるとは、いつもながら先生の発想の転換には驚かされます。私も先生のように、柔軟な発想ができるようになりたいです♪


投稿者: よしこ | 2008年10月14日 11:36

「まごころ」に「孫子老」という意味があることを今回初めて知りました。
孫子老と聞くと、小さい子から高齢者まで幅広い意味であると感じました。
日比野先生のブログを読むと、毎回新しい言葉を知ることができ、とても勉強になります。


投稿者: スヌー | 2008年10月14日 11:37

「まごころ運動会」という言葉は、普通の運動会よりも優しいイメージになりますね。「まごころ」という単語でいろんな漢字を用いることができるのでいろんな意味で受け取れます。
11月に、天寿園を訪問しますが新たなことを発見できそうで、今日からとても楽しみです。


投稿者: めちゃ | 2008年10月14日 11:37

「まごころ」という言葉には「孫子老」とういう意味があるということを知りました!!
 まごころ運動会では、子どもから高齢者までの全ての人が楽しめる運動会でなければならないと思いました。


投稿者: しょうこ | 2008年10月14日 11:39

孫子老運動会!!親子三代で楽しむ運動会は楽しいものとなるでしょうね☆私も参加してみたいと思いました。
天寿園に行くのを楽しみにしています♪


投稿者: カラフルあおむし☆ | 2008年10月14日 11:40

人間は、生まれた時は誰でも「真心」を持っていて、純粋で無垢でうそ・偽りを知らない。
それが、「真(まこと)」の「心」だとすると、人間は成長すると「真の心」を失っていく事になる。では、大人は代わりにどんな「心」になるのだろう。
「真の心」から「偽の心」? 不純で損得を計算し、うそ・偽り知っている。もちろん、「真心」を持ったまま、大人になれる人もいるでしょう。聖人? でも今の世の中は、疑う事を知らなければ生きていけない悲しさがあります。

1、2歳の子供を見ていると、本当に純粋・無垢で、邪気を知らない。無邪気・邪気ない(あどけない)。 嫌なときは露骨に嫌な顔をし、泣き、うれしい時楽しい時は声を上げて笑う。打算も無く、素直な反応が返ってくる。
しかし、3、4歳頃から、うそをつく事を覚えてズルを覚えてしまう。作り笑いもし、疑う事も覚えていく。そうして大人になっていく。

もし、僕が「まごころ運動会」を開催するなら、今、自分達大人が どれほど素直に気持ちを表現できるか・本当に心から笑えるか・泣けるか・うそを言わずにいれるか・素直に相手の事を思う、いたわる気持ちがあるのか の運動会にしたいです。それが「まごころ(真心)」を競う運動会。


投稿者: KEN | 2008年10月14日 22:50

 40年ほど前、小学1年生だったとおもいます。母と祖母が、運動会にごちそうのいっぱい詰まったお弁当を持って見に来てくれました。
 私の子供が幼稚園に入っての運動会にも父と母が来てくれました。三世代で何か競技をすることはありませんでしたが、一緒に笑ったり、拍手をしたり、あたたかい良い思い出になりました。
 無心で、応援する時、競技する時、少なくともその一瞬は「純真無垢の心」ですよね。すてきなまごころ運動会が、みんなを幸せにしてくれますように。


投稿者: ダリア | 2008年10月15日 17:03

天寿園HPで「孫子老運動会」の様子(写真)をみました。
いろいろな世代の人たちがいっしょになって運動会を一生懸命している姿に、とてもほほえましく、うらやましく、そしてこのHPで紹介されているようにPPK(ピンピン健康)で生きるパワーさえ感じました。
現在、地域のコミュニティも薄れ、3世代の交流もたいへん少なくなったと思います。
今は生活は豊かになりましたが、心がたいへん貧しくなっていると切実に思います。
天寿園のように日本全国が「安心して生活(すむ)ことができる」ように思います。


投稿者: iwa | 2008年10月15日 23:17

秋の運動会は健康的で、靡く日の丸などは日本的で、盛り上がる地区対抗リレーなどは故郷的で、手作りの弁当などは家庭的ですね。
そして、一家揃って孫を主役にした運動会などは、将に真心運動会の風景そのものであるようです。
私の施設では地域福祉活動の基本がそこにあり、知的障害者の能力を認知して頂く種目もそこにあります。運動会の競技では競争種目が多くありますが、私はその競争種目をKYO SOUの発音を共感の「共」と創造の「創」で「共創種目」と理解をして、お互い様で創り上げる運動会を目指しています。
40数年楽しんでおります運動会で多くのドラマが生まれますが、日比野方式の「真心親孝行運動会」の開催に期待したいものです。
さて、一つプラスワンの孫の字ですが、JR常磐線に「我孫子」駅がありまっして、さびれていましたが、今は成田へのアクセスで重宝がられ、栄えています。「孫」が付くと将来に明るいのかも知れませんね。田舎のキーマンは「孫」の感がしますね。


投稿者: ほかにわ | 2008年10月16日 09:22

日本では、幼稚園や小学校で子どもの運動会が開かれたら、親が見に行くことが通常ですが、中国では、子どもたちだけで運動会を行い、親の応援はありません。
子どもの運動会に親が参加するように、老人ホームの運動会にも子どもの参加が望まれます。
高齢の親の運動会に参加した成人になった子どもたちは、自分の子ども時代の運動会に応援してくれた若い親の姿をまだ覚えていますか?


投稿者: 中国大連大学 王 国忠 | 2008年10月16日 11:45

核家族化が進んでいる昨今ではありますが、理想としては三世代が一緒に暮らすことが出来たらと思います。  まごころ運動会でそんなひとときを過ごせるなんてすばらしいですね。


投稿者: MI | 2008年10月17日 21:56

私は走るのが遅いので、運動会が大嫌いでした。
でも、母と一緒に運動会に参加出来るなら、楽しいと思います。天寿園の皆様、施設で働いている皆様、大変でしょうね。有難うございます。


投稿者: 西川 | 2008年10月18日 15:22

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プロフィール
日比野正己
(ひびの まさみ)
長崎純心大学大学院教授&現代福祉学科教授。福祉のまちづくり+バリア・フリー・デザイン=福祉デザインを提唱する日本初の博士(社会福祉学)。独自のHM(叡智・笑む)法によってバリアをフリーにデザインするプロの技を建築・福祉などの分野で楽しく深く教授すること30年以上。著作多数。
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