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とんちンカン~福祉・介護・看護・医療の発想デザイン

「り」の効果

「心配」は消極的な心であり
不安・悩み・恐怖へと広がる

「り」の一字を足してみれば
「心配り」という積極的な心
心を配るとは奥ゆかしきもの

自分に対して心配より心配り
他人に対して心配より心配り
未来に対して心配より心配り

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◎今日の言葉は、少年時代を経済的に貧しい環境で育った「貧乏性?」の私が大学教師となり、「人間学」を修得しながら発案した座右の銘であり、「心配性」の人へのプレゼントでもある。

◎最近では「KY」(空気を読めない)の人が増えているというが、それは「気配」を読めないので「気配り」ができないことと通じる。福祉・介護・看護・医療など人間様相手の仕事では、その人の「心配」を減らしてあげる「心配り」が大事ではないかしら。あなたも「心配より心配り」をどうぞ。

◎私は「日本初」を大事にしていますが、案外と同じ事を文字化した人がいるかもしれません。そのときはお知らせください。


コメント


心配の消極的な心に対する心配りが積極的な心をもっていることは、しんぱいに対するこころくばりの読み方によって、表現されたのである。心配は漢語の表現であり、心配りは日本語の表現であると見られるでしょうから、漢語の表現はやや硬い感じがして、日本語の表現は優しく感じています。
何といっても漢語の表現は日本の固有的な表現ではないので、固有的な表現が日本の固有的な文化を反映できることでしょう。


投稿者: 中国大連大学 王 国忠 | 2008年07月04日 15:00

心配という言葉に「り」をつけるだけでまったく違う言葉になり、人を暖かくしてくれる言葉に変わることに初めて気づきました。

心配りは人を相手に仕事をするひとにとってはなくてはならない大切なものだと思いました。


投稿者: めちゃ | 2008年07月05日 21:38

積極的な心を持ち続けること。
これは分かっているつもりでも、
簡単なようでとても難しいことです。
相手のペースにはまり、つい相手のリズムで
答えていると、いつのまにか消極的な言葉に
変わっていることがよくあります。
また逆に自分の人に対する態度は、人が自分に対する接し方に通じるので、それを見て反省することもあります。

心配りや目配りをしていくためには
日ごろから、常に積極的な言葉を発しているか、
確認するよう常に心がけていこうと思います。
今回も有り難うございました。


投稿者: iwa | 2008年07月06日 21:43

心配り、とても良い言葉で、大切な事ですね。心配するだけでなく、心配りをしたいし、されると嬉しいですね。今日もとても言い言葉をプレゼントして頂きました。次回も楽しみです。


投稿者: 西川 | 2008年07月07日 08:32

心配に助詞を付けると本当に広がりのある言葉になりますね。
心配に「だ」を付けると又感じが変わるし、「よ」を付けると「だ」は男性的で、「よ」は女性的で、心配の原因までもが見え隠れする感じを抱きます。
「さ」「ね」では心配しているのは「私」なのか「あなた」なのか微妙なイメージがありますね。
それにしても「り」がつくと優しくなるのですね。
セミナーうまくいきました。みなさん分かりやすかったとのこと、名古屋からは葉書で御礼が来て恐縮してます。


投稿者: ほかにわ国王 | 2008年07月08日 08:38

今日の言葉、とても心に響きました。
「心配」とは、人間の持つ内面的な心理状態である。しかし、「心配り」は自分の心の中から、自分自身を含めた外に対しての能動的な動きである。「心配」しているだけでは何も進まないし、解決はしない。
「心配」から「離(り)」する為に、「心配り」をして,相手も自分も「安心」の状態へ。
私もこれから、家族に対して、周りの人に対して、環境に対して、「心配り」をしていきたいと思います。


投稿者: KEN | 2008年07月10日 10:29

心配り。
いつも友達などには心配りを実行するよう心がけています。
しかしどうしてもできないのが両親、家族です。
もっとも心配りを実行しなくてはならない家族に心配りができないことは残念なことであり、たまに自分を振り返ることがあります。

照れくささを捨て、素直に感謝の心を日常的に伝えていくことができるよう「心配り」をいつも胸に持ち続けたいと思います。


投稿者: SY | 2008年07月10日 16:39

「心配」という言葉の後に「り」というたった一文字をつけることによって、「心配り」という思いやりの言葉になることに初めて気付きました。
今回のブログを読んで、ちょっと視点を変えてみることによって、物事のいろんな側面が見えてくるということがわかりました。


投稿者: よしこ | 2008年07月10日 16:40

私の口癖は「やばい!どうしよう!」というのが多いと以前友人に言われました。つまり、とっても心配性だということ。。。
この言葉が心配りの何かの言葉に変換できるような心が持てるように、プラス言葉を使いながら頑張ります。


投稿者: カラフルいもむし☆ | 2008年07月10日 16:40

『心配』と『心配り』。
漢字は同じでも、送り仮名に『り』を加えるだけで全く違う意味になるという、新たな発見をすることができました。
心配りは福祉を学ぶ私にとって、とても大切だと思うのでこの言葉を大切にしたいと思いました。


投稿者: スヌーピー | 2008年07月10日 16:41

「心配」という言葉にたった一文字「り」を付けるだけで、マイナス言葉からプラス言葉に変わることに驚きました。
私もこれからは、意識的にマイナス言葉からプラス言葉に変えていこうと思います。


投稿者: ちーすけ | 2008年07月10日 16:41

「心配」と「心配り」…紙一重ですね。。
馬鹿と天才が紙一重だというように…
今度心配しすぎている人に教えてあげたいと思います☆


投稿者: でっち | 2008年07月10日 16:41

 ただ「り」一つの平仮名が違いますが、意味や気持ちが大変に変わりました。マイナス言葉はプラス言葉に変わるということが想像より簡単になりました。だから、生活の中に「美しいもの」は少ないではなくて、ただ「美しいものの発見」は少ないではないか。


投稿者: 程 琳 | 2008年07月10日 16:42

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
日比野正己
(ひびの まさみ)
長崎純心大学大学院教授&現代福祉学科教授。福祉のまちづくり+バリア・フリー・デザイン=福祉デザインを提唱する日本初の博士(社会福祉学)。独自のHM(叡智・笑む)法によってバリアをフリーにデザインするプロの技を建築・福祉などの分野で楽しく深く教授すること30年以上。著作多数。
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