男女の口数
2008年04月18日 09:00
ある高齢者施設のデイサービス風景
男女共同参画時代なので口数調査だ
女(お婆さん)はおしゃべり大好き
だから口数は「六口」だ!
男(お爺さん)はだ~んまりらしい
だから口数は「無口」だ!
「むくち」といっても口数は大差だ
口数が違えば ケアの方法も変わる
六口にはおしゃべりしやすいように
テーブルやイスの配置を円形にする
無口には慣れ親しんだ居酒屋ふうの
カウンター式の横並びがいいのでは
人生いろいろ 人の口数もいろいろ
◎この話は『老人ホーム進化論~意外と明るい老後生活』(日比野正己、佐々木由恵著、阪急コミュニケーションズ、2006)に書いたが、北海道にいる教え子の町長が講話で活用しているとのこと。いまの高齢者が生きてきた時代と価値観を知らないと、その人にふさわしい「サービス」はできないのではないだろうか。戦後生まれの「団塊世代」が要支援・要介護となるとき、男と女の口数はいくつかしら?
◎コメントは短くても「言の葉」の栄養になります。よければ知人・友人にも「とんちンカン」を紹介し、ネットワークで大樹に育てていきましょう。
◎このブログはおもに家庭介護に関わる人への感謝と尊敬をもとに書いています。発想のデザインが楽し嬉しの瞬間になればと思います。私は「日本初」を大事にしていますが、文字化した人がいるかもしれません。そのときはお知らせください。
コメント
前略
連日、話題になっている後期高齢者、障害者の医療費問題。人生の軌跡を知らない政治家(屋)と官僚に、先ず、無駄口使いを無くせと大口で差し上げたい。介護保険も然り。早々
今回、私も、ハットしました。ひとを思いやる気持ちとは、自分の価値観を押し付けるのでわなく、そのひとの居心地のよい空間を作ってあげる事なのかな~と?? また、ひとつ、心に、栄養をもらいました*
「ふさわしいサービス」の前提はそのニーズが分かることであり、そのニーズの内訳は高齢者が生きてきた時代と価値観によって、決められたものです。従って、要支援・要介護となった今の高齢者のニーズに応えるために、福祉を担っている我々は、福祉の援助技術だけでなく、福祉の歴史と各時代によって生まれた価値観を把握すれば、サービスの質が高まるだろうと思います。そのために、ホームヘルパー2級のコースにも、「時代と価値観」の教育が必要になるでしょう。
私は無口です。
しかし、おしゃべりな人たちの話は聞いて、時々は相づちでも言いから参加したい。
居酒屋風でもカウンターにおしゃべりな女の人必要かも。
でもたまには本を読んだり、音楽聴きながらひとりで過ごしたい時もあるような。
利用者のいろんな意見を聞いて考えるテーブル配置は楽しそうです。
一口に“むくち”と言っても男女では様々。
一口に“介護”と言ってもその在り方は工夫次第で様々なサービスを提供することが出来る。
私はニーズにあった人になりたいです。人が求めていることに対し敏感になり、気遣いが出来る自分でありたいと感じます。人に関心を持ち、関わりあえる事は幸せな事です。『今、自分に出来ることは何か?』『何か創意工夫出来ないか?』を日々考えて過ごしていきたいと思います。
私生活や仕事においても、人に何か与えられる自分。また、人から求められる自分になれるよう価値観を学びたいと思います。
老人ホーム進化論はとても読みやすく、なるほどと感心する事が沢山ありました。性差を考える事もすごく大事だと気づく事が出来ました。
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