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長谷川和夫先生に聞こう! 認知症のエトセトラ 2007年04月

認知症介護のストレスを減らすために その1

 新緑の美しい季節になりましたね。外の風をほほに受けて緑の木々を楽しむのは気持ちのいいことです。
 さて、この時期は季節の変わり目であると同時に、新しい生活がスタートする時期でもありますね。新しい学期が始まって小学生の子どもたちが並んで登校したり、新入社員が若々しい背広姿でオフィス街を歩いているのを見かけます。
 新しい生活は、生活に新鮮な風をおこしますが、ストレスも作られやすい季節です。介護をなさる方の中には、日々のストレスに御苦労されている方もいらっしゃると思います。そこで、認知症の介護にともなって体験されるストレスを、少しでも軽くするにはどうしたらよいかを、数回にわたって書いてみます。



私と認知症の始まり

 このたび編集部のおすすめでブログを立ち上げて、認知症を中心にしてさまざまなトピックを紹介してゆくことになりました。

 私が認知症の医療にかかわり始めたのは、1968年頃のことです。今から約40年位前になります。当時私は慈恵医大の精神科に勤めていましたが、私の恩師、新福尚武教授の御指導を受けて、東京都内にある老人ホームの利用者の方々について、健康状態の調査をすることになりました。ある内科のドクターから都内の足立老人ホームを紹介されて、近藤明氏というホーム長の協力をいただき、お年寄りの健康診断を始めることができました。

 その時に、認知症の方を診断する現場に出逢いました。病院や診療所と違って、暮らしの中で認知症のみたてをしてゆく場合には、一つの工夫が必要になりました。



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プロフィール
長谷川和夫
(はせがわ かずお)
認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長、聖マリアンナ医科大学名誉教授。専門は老年精神医学・認知症。1974年に「桜、猫、電車……」の長谷川式認知症スケール(HDS-R)を開発者して以来、常に認知症医療界の第一人者として時代を牽引してきた。最近では、「痴呆」から「認知症」への名称変更の立役者でもある。『認知症の知りたいことガイドブック』(中央法規出版)、『認知症を正しく理解するために』(マイライフ社)、『認知症診療のこれまでとこれから』(永井書店)など著書多数。
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