感謝の18年
2009年02月19日 09:00
ヘルパーにかかわって18年になります。多くのおとしよりと人生の集大成に近い時期にお目にかかり、話ができて、宝物を数多くいただきました。
明治・大正生まれの方々は世界大戦や関東大震災、バブルの時期を経験されて、生きていくことの厳しさ、楽しさ・嬉しさを十分味わってからの老後を、たくましく生活されていらっしゃいます。
私たちは、少しでも長く今の生活が続いていかれるように、一緒に支え合って、ヘルプしていきましょうと仕事にたずさわっています。
明治生まれのご夫婦は、お子さんはいらっしゃいませんが、見事に二人で生活しています。
食事つくりは主に奥様、食後はご主人が食器洗いを分担され、1週間に1度はバスに乗って紀ノ国屋に買い物に行かれます。
荷物はなるべくお二人で持って帰るようにして、配達は頼みません。若い人たちにとってはあたりまえの風景ですが、明治生まれのお二人がなさっている姿に感動を覚えました。
ご主人は句を作り、奥様は長い間独学で絵を描かれています。少し前まではお二人で旅に出られ、その旅行記を本にまとめて自費出版されました。挿絵はもちろん奥様です。
人は10人いれば10通りの人生があります。
山あり谷ありの生き方をなさって来たおとしよりに生活の知恵や生きていく知恵をいただける、ヘルパーという仕事につけたことは、誇りと感謝の気持ちでいっぱいです。
私もあと何年仕事を続けられるかわかりませんが、健康第一でやっていきたいと思っています。
(T.M)
コメント
介護保険制度 発足当初、関心もさほどわかず、チンプンカンプン、会の文書にとんちんかんなことを書いて、叱られたことがあります。
それ以来介護保険の話に関心を持つように努め、マスコミの報道にも気をつけるようになりました。今では、家族、友人に少しは説明できるようになりました。
介護保険のお仕事に懸命に取り組んでおられるMさんのおかげです。
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