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鎌倉ベルの会がおくる「家庭介護のコツとチエ」

それでも笑顔で元気を出して

 昨年は、前半に年金に対する不信感がつのり、後期高齢者医療制度への批判が相次ぐなど、高齢者福祉が大きく揺れ動きましたが、後半になって、アメリカ発の経済危機が襲いかかり、働き盛りの人たちが職を失い、若い人たちが内定取り消しに会うなど、厳しい状況におかれています。
 想像を超えた荒波にもまれて、小さな小舟のようなベルの会は無事でいられるのか、不安がいっぱいになってきます。
 けれども眼を転じて世界を見ると、何かが変わりつつあることも感じられます。10年前には、アメリカに黒人の大統領が誕生すると考えた人がいたでしょうか。
 オバマさんの“We can change!”という勝利演説の言葉は、力強く響きました。

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 暮れに小さなライブハウスで、ジャズを聴きました。女性歌手がルイ・アームストロングの「この素晴らしい世界」を歌っていました。
 今まで何度も聞いていて、楽しい歌だなとしか思っていなかった歌詞が、妙に心に飛び込んできました。

 ルイがこの歌を歌った時、今よりももっと厳しい差別のなかにいたに違いありません。
 仕事で歌いに行くホテルでも、ロビーには入れません。プールはもちろん、ビーチも区別されています。
 そのなかで、「なんと素晴らしい世界」と歌う精神の強靭さと他者への深い愛、なにかこの歌に励まされるようで、新しい年への希望が見えた気がしました。
 
 鏡を見るとシワがいっぱい、ウェストの位置も定かならず、固有名詞はおろか普通名詞も出てこない。
 でも今日もお日様が照って、洗濯物がパリッと乾いた。
 何よりもベルの会の素晴らしい仲間がいるじゃないか。
 元気を出して歩いていきましょう。
 今年もよろしくお願いいたします。

(桑田純代)

コメント


一年前には想像もしなかった社会情勢。それも対岸の火事から引火して、なんて脆い国だったのだろう!と驚くばかりです。でもそんな時こそこの歌がよく似合いますね。ずっと昔、高校生だったのかなぁ、ベトナム戦争が始まって毎日テレビや新聞で信じられないような映像を見ていたあの頃できた歌でした。大学では紛争ばかりで皆怒鳴りあっていた中でやけに明るいサッチモの歌声が流れて来たのを思い出します。日々の記憶が色々怪しくなってきた今も鮮明です。そうです、晴天の鎌倉の空、白い雲、木々の緑、そして・・・今だと赤い椿?!元気が出ました。


投稿者: オールディーズ | 2009年01月15日 17:30

「まだらボケ」になった義父の心配・足元が危なくなった母の心配。私の頭は最近心配だらけでした。桑田さんのメッセージを読み・ルイアームストロングの歌を聴き、今は言葉にならない思いです。何故か涙がとまりませんでした。


投稿者: みちこ | 2009年01月15日 20:34

”この素晴らしき世界”は大好きで何回も今まで聞いていたのに改めてルイアームストロングの表情を見ながら聞くとシンプルな歌詞がぐっと胸に迫ってくるから不思議。不安が一杯の世の中、毎日不平不満がつい出てしまう自分だけど豊かな心を持つと日々感謝できる事がこんなにあるのだと気が付かされました。有難う。


投稿者: 団塊のリリー | 2009年01月24日 23:08

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プロフィール
NPO法人鎌倉ホームヘルプ協会ベルの会
1991年に会員制による非営利有償の配食・ホームヘルプサービス団体として発足。2002年にNPO法人化。介護保険発足後は訪問介護事業に加え、地域支援型のホームヘルプサービスと週2回の配食サービスを行っている。利用会員235名、協力会員121名、賛助会員40名。鎌倉の食材を用いてつくられる季節感あふれるお弁当は、長年愛好するファンが多い。
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