江戸時代の鎌倉~英勝寺
英勝寺仏殿の天井絵
北鎌倉からのトンネルを抜けると、右手に最初に見えるお寺は鎌倉唯一の尼寺、英勝寺(えいしょうじ)です。
ここは江戸城を築いた大田道灌(おおた・どうかん)の邸跡でしたが、その地に徳川家康の側室である、お勝の方が尼寺を創建しました。
幼い頃の思い出と包丁研ぎ
ベルの会にお世話になってから、いつの間にか7年が経ちました。
料理のお手伝いはもちろんのこと、長い間の経験を生かし、経理事務などをさせていただいています。
入会当初からごく自然なかたちで、毎回30分ほど早出し、使われる包丁12丁ほどを研ぎ澄まし、調理のみなさんの到着をお待ちするのが私の喜びとなりました。
時に感謝され、時に切れすぎるので「研ぐのは隔週にして下さい」などと、思いもよらない言葉をいただいたりもしました。
退職後の世界
ベルの会とのつきあいは、会社勤めより長いのですが、会費を払うだけで日々仕事に追われて生きてきました。
退職を機に、念願の調理に参加させていただいています。
会社にいる時には考えられないような、手間のかかった、こだわりの料理を主婦のプロたち(!?)が、手際よく作り上げていくのを、感心して見ています。
私は洗いものや野菜刻み専門で…。
退職後のもう一つの楽しみが、自転車(マウンテンバイク)です。
湘南の海や山を横目に、風のように走ると、スカッとします。
今年の6月には、自転車でシルクロードを走る会に入り、イラン-アルメニア-グルジア-トルコとまわってきました。
女もすなる料理といふものを
身近な人のために、自分ができることをすすんで行う。
そこから、自分に役立つことを見つけることができたならと思う。
人がやれないこと。人がやらないこと。
それが見つかると、今までの自分とは違う味が出てくるかな。
そんな思いで、ベルの会の調理に参加している。
話は変わる。男の私がつくる料理についてである。
おふくろの味はいつの時代でも同じで、肉じゃが、キンピラ、青菜のお浸しや胡麻和えなど。
ある時、「すきやきもいいねぇ」という利用者さんの声をヒントに、いつでも好きな時に食べられる“すきやき”を考えてみた。
肉のあいだに具を挟み込み、巻いて煮込んだ「すき焼きロール」。
つくったものをラップやビニール袋へ入れ、個々に調理名と調理した日を書いて冷凍保存する。食べたい時に「チン」すればOK。
ちなみにこの調理法は、最近人気のあるタイプの冷蔵庫にもあるようだ。温かい料理の旨味をとじこめ、急速冷凍するタイプらしい。
大田区にある調理師学校では、5年も前から「チルドクッキング」と称して、公開講座で実演をされていた。