ベルの会のエコロジー
2008年11月20日 09:00
ベルの会のお弁当作りに参加して、いつも感心していることがあります。
それは、1食の松花堂弁当に入る食材品目の多いことです。
よく言われる、「1日約30種類の食材を摂取するとよい」という観点からも、ベルのお弁当はそれらを一度に満たしているように思います。
それともう一つ。
ベルの会のお弁当は、食材選びから後片付けに至るまで、近頃関心をもたれつつある「エコクッキング」そのものなのです。
「フードマイレージ」という言葉をご存知でしょうか。「食料の輸送距離」の意味で、この数値が高いものほど環境負荷が大きいそうです。
日本の食料自給率は現在40%程度と言われているなか、フードマイレージは他の先進諸国と比較しても高いほうだと言えるでしょう。
このフードマイレージの低いものを選ぶことも、エコにつながるのだそうです。
ベルの会では、鎌倉農協直売所で鎌倉ブランドの地場野菜を主として購入しています。
これら鎌倉野菜を生産する側も、環境に配慮した農法を用いています。
地場野菜。じつはエコなだけではありません。
地域で採れた農産物や水産物を、その地域で消費することを「地産地消」といいますが、地野菜のよいところは、旬の野菜が多いこと、栄養価も高く比較的安価に手に入るというところにもよさがあります。
それでも手に入らない野菜は、近くの県のものや国産にこだわるくらいの気持ちで調達し、料理しています。
とは言うものの、外国産を買わないと決めつけるのも難しいのが現状です。おいしくバランスを考えたお弁当を作る観点では、多少は使わざるを得ないときもあるようです。
以上、自称エコおたくの私が、ベルの会のお弁当を作るまでのエコぶりを少し紹介いたしました。
(S.Y)
コメント
ベルの会はエコに徹していますね。
調理で出た野菜の切りくず、皮などは調理者のお昼の賄い食にしています。大根、蕪の皮は即席漬け、きんぴらに、かぼちゃの皮はサラダに、人参の皮はかき揚げに等々。このかき揚げ、一見海老の天ぷらのようで、味も人参特有の甘味があって美味しいのです。切りくずはカレーや、汁物にも加え、闇鍋ならぬ闇カレー、闇汁に。いろいろな食材の味の相乗作用で一味も二味も違った美味しいものができます。
残った食材の利用法を、みなであれこれ相談して、作るのも楽しいことです。
楽しんで、美味しいエコをしています。
フードマイレージ!地産地消!う~む、今どきのエコ語ですね。だいたい私のパソコンはチサンチショウと入れても漢字がいっぺんで出て来ません。このところ世界の状況が猛烈なスピードで地球規模の環境悪化へと突き進んでいるので、つい悲観的にもなりますが、出来るところで小さなエコの心を皆が持たないとね。同じ小さな国でもスイスなどの食料自給率は見上げたものです。本当の意味で愛国心なんだなあ・・・と思いました。
本当にベルの会はエコでがんばってます。
お弁当の食材の大根やにんじんの皮で、きんぴらにしたり、じゃがいもの皮も素揚げでぱりぱりにして、お昼のまかないでたべてます。
皆で食べるまかないは格別なおいしさです。
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