恒例バス旅行レポート
去る11月7日。
ベルの会は、秋たけなわの紅葉と味覚を求めて、ほぼ恒例となった日帰りバス旅行に出かけました。
下は9歳の子どもから、上はもう米寿目前の大御所会員まで、男性4人を含む総勢33名の参加者を得て、朝の雨がウソのような晴天のもと、山中湖から河口湖、そして甲府へ。
乗り心地の良い大型バスで気配り満点の添乗員とともに朝7時に出発しました。
約半日、頂上だけ雲に隠れた雄大な富士山に見守られながら、調理や配達、ホームヘルプ、事務などの会員とその家族、友人たちは、めいっぱいの秋を味わって来ました。
写真は、山中湖畔の文学の森公園での全員集合のとき写したものです。
では、参加者の一人、「のんべいの娘」さんにバス旅行をレポートしてもらいましょう。
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目覚ましを5時半(午前です)にセット。
バス旅行は初めて。
「座っているだけ」が苦痛なので、ドライブは好きじゃない。
人は言うだろう。
「朝7時から、夕方6時に鎌倉に着くまで、喋り続けていたではないか」、と。
しかたがない。体が動かせないから口が動くのだ。
「絶対富士山は見えないわよね」と言っていたが、茅ヶ崎を過ぎ東名に入る頃には雨が上がり、山中湖に着く頃には、雄大な姿の一部が見え始めた。
鎌倉側から見るのとはまた違った姿である。日ごろの行いの良い(!)私たちを、青い空に黄や紅に染まった木々、山々が迎えてくれた。
お昼は、甲府名物「ほうとう」に汗をかきながら舌鼓。つづくワイン工場では、試飲につぐ試飲。
「これおいしいわよ」「あら、これもおいしい」と行きつ戻りつ。
甘いんだか、すっぱいんだか、からいんだか、えーい全部おいしい。
「ああ、もうお腹いっぱい」「え、なに、これからぶどう園?」「もうタップリ戴いちゃった」と言いながら、ぶどう園では一房、二房、ひたすら口や手を紫に染めてパクパクパク。
ああ、中高年のオバサマたちは強い。
男性諸君は、湖畔に着くなりグビー! 昼食でもグビー! ニコニコと楽しそう。
あ、そういえば、行きの東名に入る前から車内ではウイスキーのいい匂いがプーン。
ワイン工場見学の後では白ワインが一本、後座席の方から「どうぞ空けてください」と回ってきた。
「えー!」「では少しずつ戴きまーす」。
おつまみも回ってきた。一度お返ししたビンが再び回ってきた。
「これはおいしいわね」「飲みやすいわね」「あら、空になっちゃった」…。
身も心も楽しませていただきました。
コメント
…いつの間にか楽しく、”カラ”にしちゃった一人です。…間違いございません。
良いお天気に恵まれ、ワインも空になりましたが、ほうとうがまた美味しかった!「美味いもんだよカボチャのほうとう」と幟旗に書かれた躍るような言葉は空腹にグッと来ましたね。武田信玄が野戦時に兵隊達に食べさせていたとは驚いたけれど「名物に美味いもの無し」なんてとんでもない!カボチャ、大根、人参、玉ねぎ、長ネギ、そして油揚げ、味噌仕立てで実にバランスの良いお味でした。ほうとうの麺はこの頃近くのスーパーでも売っています。この季節ぜひおためしを!!
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