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鎌倉ベルの会がおくる「家庭介護のコツとチエ」

はじめまして

「こんにちは ベルの会です」
 元気に声をかけて、地域の高齢者のお宅へお弁当を届けているNPO団体、「鎌倉ホームヘルプ協会 ベルの会」です。これからしばらく、このページにお邪魔することになりました。よろしくお願いします。

 ベルの会は、年をとっても住み慣れたところで、誇りをもって暮らし続けられるように「自立と連帯のまちづくり」をめざして、16年前に発足した会員制の非営利団体です。配食サービスのほかに介護が必要な方のための介護保険を使った訪問介護事業、地域の高齢の方々を身近なお手伝いで支えるたすけあい型ホームヘルプをしています。配食で築いた信頼関係をもとに、介護保険事業、軽度のホームヘルプと、その人の状態の変化に伴って支え続けられたらよいと思っています。

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 お弁当は市内のひとり暮らしの方や、高齢のご夫婦などを対象に週2回、約100食ずつを届けています。配食サービスの役割は、バランスの良い食事の確保と安否の確認だと言われています。週2回でも、たくさんの食材を使ったバランスの良い楽しい食事をしていただきたいと願いながら、できるだけ旬のもの・地物を使い、甘味も手作りにしています。
 鎌倉には農協の市場があり、農家の方たちと顔なじみになるうちに、献立のヒントをいただくこともあります。最近では「鎌倉野菜」がブランド品化されて、遠くからシェフが買出しに来ているという話も聞きました。また、漁港もあって、季節を感じる食材が手に入ります。

 利用者の方との大切な接点は配達です。お弁当を手分けして車に積んで配るのですが、いっしょに外の風も運び込みます。外に出ることも少ない方たちは、玄関先でのちょっとした会話を楽しみに待っていてくださいます。時には固く締まったビンのふたを開けてさし上げることもあります。

 たすけあい型ホームヘルプは、件数は少ないのですが、相手の方に合わせたきめ細かい工夫をしています。詩吟の上手な方の散歩介助をしていたヘルパーが、弟子入りをして喜ばれたこともありました。

 数人の主婦で立ち上げた小さな団体ですが、高齢者との心の接点を大切に活動しています。鎌倉の桜はいま満開です。

(桑田純代)

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プロフィール
NPO法人鎌倉ホームヘルプ協会ベルの会
1991年に会員制による非営利有償の配食・ホームヘルプサービス団体として発足。2002年にNPO法人化。介護保険発足後は訪問介護事業に加え、地域支援型のホームヘルプサービスと週2回の配食サービスを行っている。利用会員235名、協力会員121名、賛助会員40名。鎌倉の食材を用いてつくられる季節感あふれるお弁当は、長年愛好するファンが多い。
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