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福祉マイスターへの道 毎日更新

認知症と薬(4)

【Q】
 私たちの仕事のレベルアップには、薬剤師との連携が大切なのですね。

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【A】
 その通りです。
 今年3月、6年制の大学を修了した薬剤師が初めて誕生しました。
 現在、全国で8182人が第一線で活動しています。
 従来の4年制とどう違うか、6年制の目的は何かを少し説明します。
 まず、病院での実習、薬局での実習が大幅に増えています。4年制では合計で1~4週、それが6年制では22週です。しかも4年生では見学型実習でしたが、6年制では参加型実習になりました。
 たとえば、病院実習での目的は、「病院薬剤師の業務と責任を理解し、チーム医療に参画できるようになるため、調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師業務に関する基本的知識、技能、態度を習得する」です。
 その病院実習での内容は、下表の通りで、チーム医療に参画できるプログラムです。

表 病院実習での内容
実習内容
調剤調剤業務全般
製剤院内製剤の調製、抗がん剤およびTPNの無菌調製、TDMでは業務内容、院内でのTDM対象薬剤、投与設計の実際例
薬剤管理指導入院時初回面談から退院時服薬指導まで、一貫した薬剤管理指導
薬剤管理医薬品の採用、購入手続き、使用
その他外来窓口での服薬説明、抗がん剤、医薬品情報・管理など
註:TPN:中心静脈栄養(Total Parenteral Nutrition)
TDM:薬物治療モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring)

 いままで、薬剤師は介護の領域では、言い方は悪いですが、「薬剤師の姿があまり見えない」とも言われてました。
 6年制を契機にいよいよ薬剤師も本格的にチーム医療に参加します。
 今後、病院、在宅においてのチーム医療で活躍する薬剤師の姿が見られるでしょう。
 2013年、楽しみです。


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