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福祉マイスターへの道 毎日更新

介護記録の目的

【Q】
 介護職にとって、記録にはどのような意義や目的がありますか。

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【A】

 介護の仕事は、利用者の生活の一瞬、一瞬を支えるだけでなく、過去、現在、未来に渡り継続的に支援するものです。高齢者や障害者は、特に状態が変化しやすいため、その状態を継続的に、明確に把握していなければ、その人のニーズを把握し、支援することはできないでしょう。つまり、介護職にとって記録は、利用者の生活を継続的に支援するために必要不可欠といえます。
 また、介護の仕事はチームで進めます。つまり、一人の利用者に対して必ず複数の専門職がかかわることになります。したがって、利用者に関する情報をチームで共有し、よりよいケアにつなげていくためにも適切な記録が求められます。
 さらに、記録には「利用者の生活の証を記すこと」「介護者の支援の証を記すこと」という目的があります。つまり、記録を残すことは、利用者のためでもあり、介護職自身のためでもあるのです。


出典:田形隆尚著『わかる・伝わる・つながる 根拠ある介護記録のつくり方』中央法規出版、2012


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