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福祉マイスターへの道 毎日更新

認知症とくすり(4)

【Q】
 最近はBPSDに使われる薬にはどんなものがあるのですか。

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【A】

 最近よく使われている薬は、以下の4種類です。
 まずは抗精神病薬です。非定型といわれる新しいタイプで、暴力、攻撃性、拒食、拒否、拒絶などに使われます。
 次に抗うつ薬です。これも新しいタイプのSSRI,SNRI、タンドスピロン、トラゾドンなどがあり、抑うつ状態、強迫性障害、意欲の低下、不安、不眠、焦燥などに使われます。
 そして、抗けいれん薬のバルプロ酸やカルバマゼピンで、攻撃性、躁うつ混合状態に使われます。
 また、抗不安薬は、ベンゾジアゼピン系薬物で、不安や不眠に使われます。
 これらの薬は、一般的に副作用(ふるえ、せん妄、低血圧、転倒、便秘、眠気など)が多いので、少量より開始し、徐々に増やしていくこと、多剤投与にならないことが大切です。

出典:播本高志・出野平恵著『認知症ケアにおける基礎疾患と薬―チームアプローチが創るQOL』中央法規出版、33p、2005.5


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