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福祉マイスターへの道 毎日更新

便秘・イレウス

【Q】
 薬を飲むと、なぜ便秘やイレウスになるのでしょうか。

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【A】

 抗精神病薬や抗うつ薬、抗パーキンソン薬の服薬による副作用として、便秘やイレウスがあげられます。薬剤の抗コリン作用によって起きる副作用で、腸の動きが低下し、排便が滞りがちになります。便が詰まり、便が硬くなったりします。人によっては、便秘は重大な問題となり、重度の便秘や腸の蠕動運動の低下により、麻痺性イレウスを引き起こすこともあります。
 抗コリン性の副作用の症状としては、便秘、排尿困難、口腔内乾燥、かすみ目などが現れます。なかでも抗コリン作用が強い抗精神病薬には、クロルプロマジン(ウインタミン、コントミン)、オランザピン(ジプレキサ)などがあります。抗コリン作用の弱い薬剤などへ切り替えていく必要もあります。また、抗パーキンソン薬は抗コリン作用を有しているため、その必要性を検討すべきです。

出典:辻脇邦彦・南風原泰・吉浜文洋編『看護者のための精神科薬物療法Q&A』中央法規出版、2011


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